9月の井上との試合を回避してまで予定していた計画をサム・グッドマンは貫くそうです。一攫千金の夢を置き去りにしてまでこだわる陣営のプラン(計画)は果たして正しい結果を導くのだろうか。
グッドマン
「世界レベルに挑戦する前に、もう1度テストが必要なんだ。僕のチームが考えてくれたプランだ。チームを信頼しているし、彼らのプロセスと計画を信頼している。それはモンスター(井上)と闘うためだけでなく、モンスターを打ち負かすために、可能な限りベストな状態にすることだ。この試合が終わったら、僕は欠場して、自分のチャンスを待つよ。僕は10歳のときに億万長者になるためにこのスポーツを始めたわけじゃない。世界タイトルを取るためであり、世界タイトルを取るための最高の位置に僕を置くためだ。これがモンスター戦の前の最後の試合になる」
世界タイトルを取るための最高の位置には既にいるのだが・・・
7月10日にグッドマンの地元で行われるこの試合の相手、チャイノイ・ウォラウトともThachtana Luangphonとも書かれているのでよくわかりませんが
25勝15KO1分の27歳
タイなので相手の質が低いですが、WBC-ABCスーパーバンタム級タイトルというのを保持しているらしく
プンルアン・ソー・シンユー
コンパヤック・ポープラムック
にも勝っているので、格下とは言えないかもしれません。
わずか3戦目で日本の中村優也という選手をKOしています。
中村優也という選手はたしかフリーランスでアジアを転戦しているファイターで、拳四朗に勝利したこともあるという肩書でレイマート・ガバリョと戦ったがボコボコにされた選手という記憶がある。
ムエタイで200戦以上のキャリアがあるそうで、ムエタイガードでややぎこちないが間違いなく強そうです。
多くの選手とはフィジカルパワーが違い、吹っ飛ばすが、元王者クラスになると判定、わかりやすいスタイルだ。
技術ではグッドマンでしょうが、パワーと勢いはこっちのタイ人にありそうです。まぁウォラウトが勝てばアップセットではありますが、気を抜くことは出来ない相手です。
ウォラウト
「サムの考えに同意する。井上選手と戦うのは簡単ではないから、スピードとパンチの重さの点で井上選手に近い相手を見つけなければならない。彼はアジアのスタイル、あるいは似たスタイルを試してみたいと思っているんだ。だからウオーミングアップのための予選か何かになるかもしれない。ただし、私も準備してきたので彼もリスクを背負っている。私もいつかは井上選手と戦いたい。」