これまた過酷で気の毒な話です。
WBCシルバー王者、ムハマド・ワシームのプロ活動が財政難で厳しくなっている。
プロモーターである韓国のアンディ・キムは財政難で、コロンビアでのトレーニングが中止されたという。ワシームは来年2月に王者比嘉大悟との闘いを目指し、はるばるコロンビアでトレーニングをしなければならなかった。
財政難は深刻で、彼のプロ活動が停止される可能性があります。ワシームはソウルでフィリピンのジェザー・オリバを破りシルバー王座を獲得、昨年はジーメル・マグラモとの無敗対決を制しこのベルトを守った。
たった4戦でシルバー王座を獲得したのは記録です。そしてワシームは現在WBC1位です。昨年11月で王座を防衛した後は、パキスタン政府が彼のために2400万ルピー支払うまで、8か月間リングを離れなければならなかった。
アンディ・キムとワシームの契約は来年12月に失効するといいます。スポンサーシップなしではプロキャリアを続けていく事は困難です。
ワシームは世界王者になる夢と別に、2020年の東京オリンピック出場も熱望しています。プロ活動が難しいのであれば、オリンピックで自分の運を尽くそうとしています。
ワシーム自ら、最近この話題に触れましたが、激しく批判されて傷つきました。しかしながら、彼はタフなのでこの問題もなんとか克服していくだろうと言われている。
パキスタンボクシング連盟(BPF)の幹部は、ワシームが2014年のグラスゴー大会で銀メダル、仁川アジアゲーム銅メダルを獲得した時ならば、パキスタンを代表する素晴らしいオリンピック選手に選出されただろうし、彼もリオオリンピックに出たかったが、2015年にワシームが韓国でプロ契約してからは誰も彼のサポートをしなくなってしまったと述べた。
WIKIで調べると、案の定パキスタンもかなり財政難なようだし、芸能大好き(個人的な意見)腑抜けた韓国のボクシング界も今は枯れているので、違うんじゃないかなぁとおもっていたが、やっぱり厳しいようだ。コロンビアでのトレーニングというのもヤバイ状況を示唆している。
しかし、パキスタンにとっては、国の栄誉に関わることなので、なんとかワシームを支援して欲しいものだ。初の世界王者を誕生させるべきである。
きちんとトレーニングできているかも怪しいワシームだが、もう後がない彼は強いだろう。
そして当然、そんなヤバイ相手は回避したのだろう。
モイセス・フローレスになるとはおもわなかったもん。
ワシーム、プロであろうとアマであろうと、頑張って欲しい。
https://www.youtube.com/watch?v=zVqg60B84do