ザ・SSEハイドロって変わった名前の会場です。私の好きなスコッチの国、でも判定は露骨、ポストルは強いのか、ホープの踏み台になってしまうのか・・・
地元のホープが競演してますが、英国?スコットランドの彼らは基礎も技術もあるが線が細くパワーレスで脆そうにみえる。今出てるゲリー・レイというホープの相手は9勝37敗5分というニカラグアの選手でスペイン在住だそうだ。すごい苦労人なんだろうな、たぶん。応援したいけどカマセなんだろう。
気になるのは年齢差、テイラー27歳、ポストル34歳、Sライト級で34歳は晩年なんだろうか・・・
テイラーがダントツの歓声です。
世間はワールドカップですが、この会場は同じくらい熱いです。
ジャッジが米国、ガーナ、英国、レフリー英国
ポストルが不利だろうから応援する。
1R
やっぱりポストルの方が少し背が高い。
スピード差は感じない。
共に射程が長い。
やはりポストルは簡単ではない。
様子見の初回でテイラーの地元なのでわからないが
ポストルのコンビネーションの方がよかった。
ポストル10-9
2R
今までテイラーは自身より小さな相手ばかりだったろう。
178センチあるので大きい。
しかしポストルはそれより大きく勝手が違いそう。
サウスポースタイルから時折スイッチもしテクニカルに戦うテイラーだが
ポストルの方がどっしりと重厚さを感じる。
一発クリーンヒットがあったのでテイラーか
しかしペースを掌握しつつはポストルか
うーん互角
そんな時は
テイラー10-9
3R
やはり全体的なスピードはテイラー
特にハンドスピードが違う。
しかしポストルの方が正直な強さでは上にみえ
テイラーは出入りの瞬間にいいパンチを返す程度。
会場の歓声はテイラーでこっちにポイントがつきそうだが
個人的には
ポストル10-9
4R
間違いなくテイラーの相手では過去最強のポストル。
互角だ。KO率はテイラーだがパワーはポストルに感じる。
一発のカウンター、有効打で動きが出そうで
それ以外は互角だ。
テイラーはどちらかというとディフェンスで魅せている。
攻め、有効打はポストルでは?
ポストル10-9
5R
この内容でテイラー有利だったら
明らかな地元ジャッジだろう。
拮抗してるがポストルの方が上下にいいパンチを当てている。
前試合でポストルからダウンを奪い好勝負した選手は強かったんだろうな。
ポストルは全然過去の選手ではない。
テイラーが動き回っているけれど
有効打はポストル
ポストル10-9
6R
まだ優劣を印象付けるダメージングヒットは両者にない。
アマチュアのハイテクを感じるのはテイラーだが
効果的に当てているのはポストルの方にみえる。
テイラーが前に出て攻勢を強め
ポストルがやや下がりながら対応しはじめた。
差はないが、プレスを強めたテイラーにポイントがいきそうだ。
テイラー10-9
7R
現地はここまで1ポイント差でテイラーと出ている。
地元のテイラーがエンジンを上げてきた。
対処しているポストルだが、歓声でかき消され押されているようにみえてしまう。
クリンチの少ないいい試合だが、決定打も出なそうにみえる。
ポストルの連打が当たり、テイラー下がる。
かなり効いたようにみえる。
前半テイラーだったが、明らかにポストルが効かせたラウンド
公平な採点だと絶対ポストルの試合だろう。
ポストル10-9
8R
テイラーはアマのハイテクで素晴らしいボクサーだが
やはり少しアマチュア的か、フットワークを使いすぎ
やや足が地についていないように感じる。
7ラウンドで明らかにテイラーを効かせたので
ポストルはもう少し攻勢を強めたい。
テイラーが攻めるたびに会場が湧くが
ポストルが倒せる試合だとおもうけど・・・
テイラー10-9
9R
現地でも1ポイント差でポストルと出た。
両者体格がいいので、マイキーと同じ階級(マイキーは下げたが)には見えないが
パワフルというほどでもない。
テイラーの方が動きが派手だがポストルの方が堅実だ。
地元のテイラーが積極的でクリーンヒットを一発奪った。
コツコツはポストルだが
最後にテイラーのカウンターが当たり、ポストル効いてしまった。
テイラー10-9
10R
個人的にもここまで五分。
残りを制したものが勝つだろう。
勢いは地元テイラーにある。
ポストルは少し遅くなってしまった。
テイラーが左ストレートでポストルからダウンを奪取
あぁ、もったいない。
僅差だが、会場、試合の雰囲気からして
ポストルは残りで逆転のダウンが必要だろう。
テイラー10-8
11R
前半はポストルの方がよかったが
若さの瞬発力、爆発力でテイラーが逆転した内容。
ハンドスピード差が顕著になってしまった。
瞬間のスピードやカウンターでテイラー
コツコツでポストル
テイラーにポイントをつけたくなる流れだろう。
テイラー10-9
12R
このまま判定だとテイラーだろう。
ダウンの印象でガラリと変わってしまった。
しかし内容は五分である。
ポストルはもったいない。
しかし逆転できるスピードがない。
試合後半で若さと勢い、スピード差が出てしまった。
テイラーは前半の劣勢を若さと勢いで強引に挽回した。
最後はポストルも打ち返したが
ダウンからの流れでテイラーだろう。
テイラー10-9
118-110
117-110
119-109
大差でテーラーと出た。おかしい。
本当は僅差だ。
ボクシングシーンのライブスコアは
115-112
これが真実です。10ラウンドまでは五分かポストルの試合でした。
クロフォード戦と同じで
ポストルは大柄でやりにくく堅実に強いが
テンポやスピードが上がらない、落ちていくので
後半スピード差が顕著に出てしまった。
それでもテイラーは大苦戦で、世界獲得はギリギリのところだろう。
ラミレスもプログレイスももっと速くて狂暴だ。
しかしスコットランドを牽引してきたリッキー・バーンズよりはずっといいボクサーだ。