ただ環境を変えて戻ってくるのではなく、強く、太く、逞しくなって帰ってくることを願うのだ。幕張メッセで平日というのは意外だが、きっとやってくれるはず・・・
6月19日、千葉の幕張メッセコンベンションセンターで空位のWBOスーパーフライ級王座戦が井岡一翔VSアストン・パリクテの間で争われる見通しだ。パリクテを管理するロイ・ジョーンズJrプロモーションのガイ・テイラーはまだ決定ではないが決定真近と語った。
この情報は以前から流出していたが、はっきりしていなかった。最初に漏れたのはベネズエラのツイッターのアカウントからだった。日本側も情報が確定するまで発表を控えているが、会場の詳細含めほぼ決まっている状態だ。
井岡一翔(23勝13KO2敗)は2017年以来日本のリングにカムバックする。彼は以前は大阪の父親のジムに所属していたが、脱税問題に晒され、ジムは閉鎖された。(閉鎖されたのか?)埼玉のReasonジムが井岡の新しい所属先となる。最近では井岡は元WBAスーパーフェザー級王者の内山高志の東京のジムでトレーニングしていた。
アストン・パリクテ(25勝21KO2敗1分)は昨年9月に同胞のドニー・ニエテスと引き分け、同じカードで井岡はマックウィリアム・アローヨに勝ち18か月の引退から復帰した。WBOはその後、大晦日に井岡とニエテスの王座決定戦を汲み、パリクテを一時的に待機させた。ニエテスは井岡をスプリット判定で破り王者となるもパリクテとの再戦をせずに王座を返上した。
会場は東京から電車で45分。井岡には大阪に根強いファンがいるので首都圏と変わらぬ人気となるだろう。会場は9000人の収容能力がある。試合はTBSで中継される。
井岡の覚悟の決まった海外遠征、相手を選ばぬ素晴らしい試合が続いたが、結局元鞘に戻った。ボクシングに関わらず、民放は本当にCMが多く、その他の放送形態に慣れた今となってはキツイけど仕方ない。
それでも相手は本格派、かつての井岡であれば避けていたであろう大柄な強打者。ロイ・ジョーンズJrプロモーション傘下の選手だからガチマジで来ることに違いない。前戦のホセ・マルチネス戦は長身強打の優位性を生かしたしたラビットパンチが目立ち、危険このうえないファイトをみせたパリクテ、明らかに井岡にとり過去一番のパンチャーだろう。
しかし細かなスキルや総合力になると井岡の方が完成度が高いので、被弾を阻止すれば勝機は5割以上だろう。ここ2試合、海外での井岡の出来は素晴らしかった。あと少しの決定力、攻勢アピールがあればというレベル、ニエテスと差がなかった。あと少しのフィジカル、パワー、攻勢・・・これはすぐには身につくものではないだろう。
相手を選ばずホンモノの勝負に出た井岡のスーパーフライ級の完成形を見届けたい。
風貌はドニー・ニエテスよりずっと強そう、怖そうなパリクテさん、年齢も28歳とバッチリです。
シビアな目でみると決して井岡有利な試合ではないとおもうけど、ホームアドバンテージは絶大だ。
https://www.youtube.com/watch?v=4gzbzvkHSqU
https://www.youtube.com/watch?v=-P5l0hWvH2M