ファイトニュースによると2014プロスペクトオブイヤーにはアーサー・ベテルビエフが選出されたそう。
今年4戦4KO、なんといってもタボリス・クラウドに圧勝がでかい。
2度のオリンピック出場はコバレフを上回る実績です。(実際コバレフに勝っている)
気になるのは拠点がカナダということ。2015年に世界戦にこぎつけるか?
次点は
ヘビー級ロンドン金のアンソニー・ジョシュア
もしデオンティ・ワイルダーが駄目だったら彼しかいないというほどのスケール感を持ったヘビー級。
金メダルは地元贔屓の出来過ぎなところがあるが、まだキャリアが浅くて伸び白は無限大です。
さらにはプエルトリコのフェリックス・ヴェルデホ、今年だけで7勝6KOは将来のスター候補。五輪ではロマチェンコに負けたがプロでのインパクトは上回るものがあるし体格もいい。見た感じだけだともう世界王者になれそうだ。
ライト級なのかな?日本人には手の届かない選手かもしれない。
その他はヘビー級のジョセフ・パーカー、クルーザーのロンドン金、オレクサンデル・ウシク、スーパーミドルのジェシー・ハートとカラム・スミス、ミドル級、イエフゲン・ヒトロフ、ウェルター級、エロール・スペンス、スーパーライト級、ホセ・ラミレス、フェザー級のジョジョ・ディアス、オスカー・バルデスが選ばれた。
フェザー級とまりかよ、
しかし、なんといっても、6戦目で戴冠、明日2階級目を狙う井上尚弥こそが、2014年もっとも出世したボクサーだぞ。
それでは
2015 プロスペクト 後半
オスカー・バルデス
won 14 (KO 13) + lost 0 (KO 0)
フェザー
ジョニゴンより強いかもしれない、メキシコで一番のホープ。
2回もオリンピック代表に選ばれている。
アマでも大活躍してるがロマチェンコには完敗。
少し小さいのが気になる。
トカ・カーン・クレリー
won 14 (KO 9) + lost 0 (KO 0)
スーパーファザー
リベリア→アメリカのサウスポー。
トレーナー?のピーター・マンフレドによるとジム35年で一番の選手らしい。
アマ119勝11敗
まだ滑らかさに欠ける気がするが、本格派の風格。
ロバート・イースター
won 12 (KO 9) + lost 0 (KO 0)
ライト
180センチ、リーチ193センチ
ものすごくデカイ。この人もオリンピックチームにいた。補欠かな。
イースター島のモアイのような顔。
大きな選手特有のムチのようなボディを放つ。
アグレッシブで前に前に出てくる。
怖い存在だ。
[youtube]http://youtu.be/nWf8rVHWG9w[/youtube]
フェリックス・ヴェルデホ
won 16 (KO 12) + lost 0 (KO 0)
ライト
トリニダード級のフェリックス
今年最も注目の新人だったかもしれない。
ロマチェンコよりプロ向きで伸び白があると言われているだろう。
イースターほど大きくないがちょうどいいバランス
ロマチェンコに敗れたが最も健闘してみせた逸材。
パンチのフォロースルーがすごくて相手は人形のように倒れる。
ロマチェンコと対照的なノックアウトセンセーションだ。
ただ、神がかったディフェンス力はない。
中谷正義
won 9 (KO 5) + lost 0 (KO 0)
ライト
荒川に勝った加藤に勝っているので最大のホープだが
加藤とは接戦だった。
アジア圏ではガードを下げ勘の良さで勝負できるが
世界では通じない。
来年は東洋無敗、世界挑戦の声がかかってもおかしくないようなレベルに行って欲しい。
[youtube]http://youtu.be/6uanAWVhAD8[/youtube]アミール・イマム
won 15 (KO 13) + lost 0 (KO 0)
スーパーライト
長身でアマチュアではエロール・スペンスのライバルだったっぽい。
基本に忠実すぎる気がするしややのっそりしているが
ここまできれいにオーソドックスに戦う黒人アスリート系というのは厄介だ。
キリル・レリク
18 (KO 16) + lost 0 (KO 0)
スーパーライト
ちゃんとキャリアを積んでるのか心配だったよ、ベラルーシの蜂。
なにせ、期待のセルゲイ・ラブチェンコがよりによってアンソニー・ムンディンに負けちゃったし。
今年無難に3試合消化してた。
もう、一番応援してます、こんな国の選手。
無事、リッキー・ハットンのところと契約したそうです。
KO率ほどのパンチャーとはおもわないが、東欧のサイボーグみたく淡々と圧倒するところが好きだ。
激戦階級で世界をとれるかは未知数だが、ボクシングに注文はない。
ただ、相手が弱すぎるよ。
ボディ食った相手は「うぇっ」と言ってのたうちまわってるよ。
[youtube]http://youtu.be/CQzwmhGl5EI[/youtube]ジェフ・ホーン
won 9 (KO 7) + lost 0 (KO 0) + drawn 1
ウェルター
オーストラリアのロンドン代表
フェネックの意思を継ぐ攻撃型の白人ホープ
五輪でも銀メダルの選手に負けただけ。
なんでもない相手に引き分けちゃってるがカネロくらい強そうにみえるよ。
エロール・スペンス
won 15 (KO 12) + lost 0 (KO 0)
ウェルター
アメリカ最大のホープだろう。
たしかドミニカあたりのアメリカ選手だっけ?
メイウェザーやブローナーより強いという噂は本当か?
はっきりと完成度が高く注文するところのないボクシングだが、ややまっすぐ単調な気も。
ボクシングよりテレビゲームが好きだという優しそうな性格も気になるが
もう、世界を争う力があるといえる。
エリクソン・ルビン
won 8 (KO 6) + lost 0 (KO 0)
ウェルター
マイク・タイソンにボクシングの未来を担いうる逸材といあわしめた選手。
まだ19歳。
色々と荒削りでアマチュアトップ選手とは違う感じだが、伸び白は十分。
諸々、スペンスとは間逆のハングリーさを感じる。
村田諒太
won 5 (KO 4) + lost 0 (KO 0)
ミドル
海外ではプロスペクトに選出されなかったな。
これほど疑問符のつく金メダリストはいないのだが
世界選手権→五輪とメダルの色を変えたのだから本物だ。
過去、竹原と比べたって期待値が違う日本の希望だ。
明日の試合、早く終わればリナレスも放送されるとのことで、とっととKOして欲しい。
村田に求められているのは恐怖であり、判定で華麗なテクニックで勝つようなボクサーではない。
恐怖がGGGを越えた時にしかチャンスはない。
クリストファー・ピアソン
won 11 (KO 9) + lost 0 (KO 0)
ミドル
今年は謎のノ―コンテスト記録にもなってないを除くと1試合しかしてない。
五輪トライアルで負けてプロになったそうだが五輪選手にも勝っている。
普通に村田より上手くみえるが、ストロングポイントがはっきりしてないのかも。
イェフゲン・キトロフ
won 7 (KO 7) + lost 0 (KO 0)
ミドル
今年6戦を消化、8戦目も決まっている。
またもやキャリアは少ないが無敗の相手だ。
やはり本場アメリカを主戦場にしているのは強い。
結局村田には勝ったまま、プロでのキャリアは先を越された。
GGGと同じくパワーとタフさ(は謎だがたぶん)で同じようなキャリアを積んでいる。
スタイリッシュなホープも多いだろうがこの人が最大の注目だろう。
GGGとコバレフに続きそうな存在。
アーサー・ベテルビエフ
won 7 (KO 7) + lost 0 (KO 0)
ライトヘビー
この人が新人MVPだ。
村田が勝ったアボス・アトエフ(この人はコバレフにも勝っている)に負けたりもしているがロシアのトップはこちら。
前戦ではじめてダウンしたが、タイミングによる軽いものだった。
熊が襲いかかって来るようにロープ際で恐ろしいが、それ以外では超一流のアウトボクサーというわけではなさそう。
アマでは下のコバレフの方が足があって上手いようにみえる。
しかし、一番の脅威であることは間違いない。
順調なら来年世界戦だろう。
後半の後半に続く
これらは
ZEEBOX ボクオタのためのブログ
に出ていたプロスペクトを追いかけたものです。
ロマチェンコに負けちゃったゲイリーラッセルはまだ捨てがたいですが
その他、負けちゃった人ははずしていたりします。
皆それぞれ、試練を迎えたりして無敗じゃなくなっちゃったりもしています。
最後に、次回、残りの人や僕のみつけたホープをとりあげてみようとおもいます。
個人的な最大注目のホープは文面から察する通り
キリル・レリク
です。
ベラルーシという希少価値が全てです。
スタイルも素晴らしいとおもいます。
たぶん、トップアマチュアでしょうが、調べきれていません。
ハットン!
奥さんきれいだ。
しかし、どう考えても6戦目で王者となり、2階級を狙う井上が一番の出世頭であり、恵まれた新人であったとおもいました。
五輪選手でもないのにこの出世は世界的には異常なのです。