ミニカネロはフランプトンじゃない/オスカー・バルデスVSジェイソン・サンチェス

オスカー・バルデス、好戦的で噛み合う、ちょうどいいフェザー級世界王者。小柄でスケール感のない王者とおもっていましたが、チーム、レイノソに加わってからは第二のカネロのごときです。進化した姿をみせるのか、またも激戦、接戦となるのか・・・

今週土曜日にWBOフェザー級王座6度目の防衛戦をするオスカー・バルデス(25勝20KO)相手は14勝7KOのジェイソン・サンチェスだ。サンチェスは以前アップセットでオッズを狂わせたことがある(ファン・カルロス・リベラ戦)アルバカーキのプロスペクトだ。

バルデス
「ジムで一生懸命トレーニングしてきました。ご存知私のトレーナーのエディ・レイノソはカネロのメイントレーナーなので、時間に限りはありますが、私にも100%献身的に力を注いでくれました。父、チームに感謝します。

ジェイソン・サンチェスの事は知っています。タフなファイターで敬意を抱いています。残念な事に多くの人はジェイソンの事を知らないでしょう。知らない人にとっては、ただの雑魚、この試合はポテトチップを食べながら公園を散歩するようなものだとおもうかもしれませんが、私は決して油断しません。どんなファイターも夢を持ち、ハングリーで世界王者になる目標を背負っています。ジェイソンは強い。勝利のために最善を尽くします。

私は今はまだこのベルトを手放すつもりはありません。より大きな舞台に向かって進んでいきたいですが、今のところ私の視界に入ったのはジェイソン・サンチェスだけでした。彼と彼のチームに敬意を表します。しかしゴングが鳴れば違います。世界中のファン、観客に素晴らしい試合を約束します。計画を実行するまでです。正直この試合が楽しみで仕方ありません。

ジェイソンにはベストを尽くして欲しいとおもいます。プエルトリコのファン・カルロス・リベラ戦をみましたが素晴らしい内容でした。けれどベルトは私がメキシコに持って帰ります。」

サンチェス
「ファン・カルロス・リベラとの試合に勝って全てが好転し、世界挑戦のチャンスがやってきました。一生懸命トレーニングし準備は整いました。十分です。バルデスはタフな男だが問題ない。タイトルをアルバカーキに持っていきます。」

大沢やジェネシス・セルバニアなど日本と関わりのある選手やミゲル・マリアガなどそれなりに骨のある相手と戦ってきたバルデスですが、スコット・クイッグ戦までは苦闘、激闘続きでした。それでもポイントは大差となりこの男も判定では負けない。

アゴの骨を折り、ブランク明けのカルミネ・トマゾーネ戦は見違えるような強さを披露し復活はおろかパワーアップ化が顕著でした。それはカネロのトレーナー、エディ・レイノソの傘下に入った時期と被ります。

https://www.youtube.com/watch?v=xy1TUo98PlU

バルデスのパワー化、レベルアップがホンモノなのかを確かめる意味合いでこの試合をピックアップしました。

ジェイソン・サンチェスの全貌は知りませんが、映像を見る限りなかなかの強豪です。

こんな映像しかないですが、ファン・カルロス・リベラというプエルトリコの無敗ホープを下してサバイブしてきました。

ここもバルデスが軽く超えていくのか、苦戦となるのか、少し前までは井上尚弥なら勝てる、清水聡でもいい勝負になる王者と考えていたオスカー・バルデスですが、小さなカネロ、第二のアイドル候補のオスカー・バルデスはカネロと同じスターダムにのし上がろうとしているかのようです。

レオ・サンタクルスほどではないが、バルデスもまたゲイリー・ラッセルはガン無視なのかな。カール・フランプトンはこの男と戦うためにトップランクと契約したともいえる。

スター候補、バルデスのファイトに注目だ。

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