カシメロ憎しの同調圧力が強い日本にあって、私は昔から彼の事が好きである。ロードウォリアーとして世界各地を転戦し、3階級を制したカシメロの素顔を今一度。
好きだからカシメロを応援するわけでも、井上尚弥に勝てるともおもってないけども、スタイルマッチとしては好敵手だ。
フィリピンはボクシング大国ではない。国民的スポーツはバスケットボールだ。ボクシングではマニー・パッキャオだけが愛されている。カシメロはまだ認知された存在ではないのだ。
フィリピンのジョン・リエル・カシメロは、近年の軽量級で最高のファイターの一人だ。しかし2階級制覇の世界王者(当時)であるにも関わらず、彼はフィリピンでほとんど知られていない。
パッキャオのような脚光を浴びたことは一度もなく、無敗のアムナット・ルエンロンを4回TKOで下したIBFフライ級タイトルマッチでさえ、フィリピンではTV放映されなかった。
フィリピンのカローマン市のビクトリーモールの最上階のジムでパンチングバッグを叩くカシメロにとってそんなことは重要ではない。マニー・パッキャオのようなファンファーレはそこにはない。バッグに当たるパンチの音、天井からの水漏れの音、カシメロは今でなく未来を見据えている。
フィリピンはボクシング大国ではない。国民的スポーツはバスケットボールだ。ボクシングではマニー・パッキャオだけが愛されている。カシメロはまだ認知された存在ではないのだ。
サミー・ゲロアニ(プロモーター)
「将来が楽しみです。フィリピンのテレビはスーパースターだけにスポットを当てます。世界王者になってもまだ足りないのです。しかしカシメロが活躍し続ければ彼ら(TV)も黙ってはいないでしょう。」
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