レジェンド 天才は頑固のはじまり/El Terrible(恐怖の男)エリック・モラレス 細身でハンサムな風貌ながらも芯が強くて頑固で意地っ張り、とっつきづらそうな印象もあったモラレスはやはり誇り高き曲者だった。ぎこちないけど強烈なパンチと脆そうでタフな面など魅力的なそのファイト、一度くらいは日本人と戦う姿を見てみたかった。池とやっているし認めているのだ。... 2019年10月18日 プクー
バンタム 名もなき毒/ポイズン(毒)ジュニア・ジョーンズ 中量級の黄金時代は私の時代ではないが、軽量級黄金時代、メキシコ3人衆、バレラ、モラレス、マルケスこそ私の時代だった。そこに異端のハメドが旋風を巻き起こし、ついに辰吉はその輪に加わることなく、最後にパッキャオが全てを飲み込んでいったのだが、その上質なリングのワインには強烈な毒が混じっていた。... 2019年10月18日 プクー
レジェンド むき出しの言語(拳)/Baby Face Assassin(童顔の暗殺者)マルコ・アントニオ・バレラ モラレスVSバレラの三部作について何が言えるだろう?それはある意味彼らの遺言状だった。彼らは互いに憎しみあって36ラウンドの歴史を作った。暴力、勇気、後退することを拒絶した。... 2019年10月17日 プクー
レジェンド スラムに咲いた誇り/Manos De Piedra(石の拳)ロベルト・デュラン 俺がレナードに言わなければならないのは、俺に負けてからレナードがカムバックしどんなファイターになったかという事だ。負けを取り戻すのはとても難しいけど、彼はそれをやり遂げた。... 2019年10月17日 プクー
レジェンド 無敵の愚か者/The Grandmaster(グランドマスター)ディミトリー・ピログ 無敵の人間などいないのだと自分に誓っていました。敗北は数十の勝利よりも多くの利益が得られると知っています。私はプロのリングで負けたことは一度もありませんが、いつでも負ける準備が出来ていると言う事実に備えていました。... 2019年10月16日 プクー
レジェンド 隻眼の魔術師/(マグニフィコ)イスラエル・バスケス やりきったといえるボクシング人生だったので神に感謝している。願わくば永遠に若く、怪我無く健康でありつづけたかった。ボクシングだけが私の情熱だから。... 2019年10月15日 プクー
レジェンド テヘランの男塾/(リトルタイソン)マヤル・モンシプール それを知らずに、特に望むこともなく、サリム・メジクンヌはマヤル・モンシプールをフランス人にすることに大いなる貢献をした。2002年1月18日の夜、ポイチエの街で、小さなイラン人がスーパーバンタム級で暴れ回った。 https://www.youtube.com/watch?v=do8dbnGlbW8... 2019年10月15日 プクー
レジェンド もう一人のオスカー/Chololo(チョロロ)オスカー・ラリオス マニー・パッキャオはキャリアを通じて2人のオスカーと戦いそれぞれに勝利を収めた。1人はスーパースター、生きる伝説とみなされ、もう一人は過小評価されたファイターだった。しかしパッキャオに厳しい試合を強いたのは後者だった。... 2019年10月15日 プクー
ライトフライ 100年に一人の孤高(ちょっちゅね)/(カンムリワシ)具志堅用高 日本では一番有名人かもしれないボクサーの具志堅用高は今のコミカルな姿と違いボクシングでは天才系だった。スピード、スキル、パワー、3拍子揃った芸術度の高いサウスポー、彼のキャリアがその後の日本人ボクサーの基礎となったといっても過言ではないのかもしれない。... 2019年10月13日 プクー
レジェンド オールドクラシック/(ノックアウト・ダイナマイト)内山高志 もしマイキーと戦っていたなら、どちらが勝つにせよ、ノックアウト決着になったでしょう。どっちが強いか決めるために本当に彼と戦いたかったです。... 2019年10月12日 プクー
レジェンド キルギスの狼/オルズベック・ナザロフ ナザロフの眼は益々悪化し痛みは激しさを増した。試合後、網膜が3か所裂けていることがわかった。左目は全盲になっていた。... 2019年10月11日 プクー
バンタム 振り返れば奴がいる/徳山昌守 この男こそ最強レベルの日本人世界王者と認めるマニアも少なくない。けれど、わかりやすいスピード、ノックアウトのカタルシスを求める者には極めて複雑難解なリングの職人なのであった。... 2019年10月11日 プクー
レジェンド 完走した男/(テキサスの竜巻)ジェシー・ジェームス・レイハ 私の名前に触れずにアズマー・ネルソンを語ることはできません。逆も然りです。素晴らしい、本当に素晴らしい仲間です。彼との試合は大変でした。ネルソンと42ラウンドを共有するには何かを学ぶ必要があります。無意味な相手とラウンドを重ねても学びは何もありません。 自分より強いファイターと戦うことで自分自身がより良いファイターにも... 2019年10月10日 プクー
プロスペクト スポットライトが眩しくて/(パンチート)フランシスコ・ボハド あまりにも眩しい才能だった。誰もが未来のスターを信じて疑わなかった。同時期にプロになったミゲル・コットよりも人気も期待値も高かった。その輝きはどこか今のテオフィモ・ロペスやライアン・ガルシアを連想させるが熱狂とボクシングのインパクトはそれ以上だった。... 2019年10月10日 プクー
レジェンド 半世紀の月光/ジョージ・フォアマン 私がみてきたボクシングで最もクレイジーな世にも奇妙な物語といえば、マニー・パッキャオの常軌を逸した複数階級制覇とジョージ・フォアマンの復活だ。28歳で一度は引退するも、45歳にして約20年ぶりに世界ヘビー級王者に返り咲くなんてありえない事だった。... 2019年10月10日 プクー