ウェルター
ウェルターの記事一覧
アフリカのガーナからやってきた「バズーカ」クオーティーはダークホースの立場から遂に人生最良の給料日を迎えた。しかしひたむきに勝利に向かって努力を重ねても、何かを微妙にはぐらかされる、純粋すぎる引き立て役にはさらなる罠が待ち受けていた。...
WBA世界ウェルター級チャンピオン、防衛7度。これがクオーティーの残した記録だが、記録以上に記憶に残る名王者だった。バズーカの名の通り、目にも止まらぬ硬質なジャブと破壊力のある右ストレートで心に訴える強烈なファイトを多数魅せた。ウェルター級王者という肩書が最高に似合う男だった。...
ウィルフレド・ベニテス(Wilfred Benitez、男性、1958年9月12日 - )は、プエルトリコの元プロボクサー。アメリカ合衆国ニューヨーク州生まれ。史上最年少(17歳6か月)で世界王座を獲得した、早熟の天才として知られる。スーパーライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級で3階級制覇を成し遂げた。...
マレーシア、勝敗問わず試合内容は予想通り、以上、以下、様々でしたがなかなか中身の濃い時間でした。メインのパッキャオがすべての話題をさらいましたが、前座に出た男たちのファイトも印象的でした。...
強盗に命を奪われ、突然この世を去ったバーノン・フォレスト。怪我や年齢など、フォレストのキャリアは晩年を迎えていたとおもうが、間違いなく、過小評価された普通ではない本格的な世界王者であり、もっと多くのビッグマッチ、ライバルとの試合が観たかった未完の大器だった。...
ボクシングの知識がすごいねとたまに言われるが、そんな事はない。書きながら知る、学ぶ事ばかりだ。サイモン・ブラウン。ブロッカーとの親友対決や、ノリスを痛烈に倒した試合が印象に残っている。どっちかというと黒人王者では珍しい愚直な前進ファイターだった。エキサイティングでタフな怖い倒し屋というイメージだったが、アメリカ人ではな...
最近レジェンド寄りな記事ばかり書いているのは、夏の暑さにやられた、WBSSバンタム級決勝まで燃えるものがないというのがありますが、ツイッターをはじめた影響で、速報的なものはこっちでいいやとおもったせいもあります。 試合全部は観れずとも、速報的にハイライト動画は高い確率で出てきたりします。そんな速報動画的なもので、あぁ、...
リチャード・スティールのあのストップは正しかったのだろうか?テーラーにもう余力はなかった。しかし本能的にすぐに立ち上がった。あと30秒残っていれば完全に破壊されていただろう。 しかし残りは2秒だった。 再開してもチャベスはテーラーに触れる事もできずにラストの鐘が鳴っていたはずだ。...
サンダーVSライトニング、フィクション以上に劇的な試合となったこの名勝負、オールドファンには永遠のマスタークラシックだ。チャベスの連勝記録が遂にストップする瞬間。憶えている、決して忘れない。なぜあのような結末となったのか、そこには様々な伏線があった。...
メルドリック・テーラー、残酷すぎる人生のハイライトを境にその輝きは重く冷たい闇に覆われた。「スーパーソニック」と言われた超速の天才の軌跡...
フェリックス・トリニダードに関してはもっといい話題を取り上げたかったが、プエルトリコの英雄として賞賛する啓蒙的なものか、国債を買いまくって国が破綻し破産したという記事くらいしか探せなかった。あの素晴らしいファイトを記録する前に整理せねばならぬ問題がある。...
ボクシング、特に層の厚い中量級、重量級はトップアマの下地がないとプロで通用しない時代になったが、こういう傍若無人でクレイジーな男もいないと楽しくない。エリートの出世を阻む数々のケンカ、破壊の悪役っぷりで大いに引っ掻き回したが、いつも一発屋だった。今もこれからも恐らくずっと・・・...
やはり、どんなに日の当たらない路地裏にいても、キラリと光る才能は見過ごされない。かつて紹介したプロスペクトですが、フレディ・ローチと出会いパッキャオ以来の才能と感銘を受けたようです。 アマの来歴もわからない、名前の呼び方もわからない男でしたが、みればわかるその才能は、ウェルター級アンケートでも誰かに評価されていました。...
「ボクシングと人生は永遠の学び」・・・これはキューバ人トレーナー、ペドロ・ディアスの話に出てきた言葉だがこうして記事を書いているだけでも学びが多い。スーパーライト級歴代屈指の世界王者コンスタンチン・ジューは、自らを「平凡」と例え、「神からの贈り物」というボクシングの才能を否定した。...
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