村田VSブラント、恐らく事前の煽りはこのくらいだろう。ミドル級に村田アリを世界に示す最初の試合といえる。
日本で最も尊敬されるボクシングのヒーロー村田諒太はラスベガスのメインでデビューする準備が整った。
MGMパークシアターでWBAミドル級タイトルマッチが行われます。村田はロンドン五輪の金メダリストです。アンダーカードには、無敗ホープのマキシム・ダダシェフVSアントニオ・デマルコのNABFスーパーライト級タイトルマッチ、その他、マイケル・コンランやリオ五輪でコンランの因縁となったウラジミール・ニキチンなども参戦します。
試合は日本時間21日午後10時半からESPN+で放映されます。
村田諒太
「ラスベガスで戦えることを誇りにおもいます。皆さんにビッグな試合をお見せしたい。ブラントは優れたファイターなので、彼に勝つ事は私のキャリアに価値をもたらします。是非ESPN+を観て下さい。ジムで練習してきた成果をリングで発揮します。メインイベントで試合ができることは光栄ですが、私の目標はまだ先にあります。もっと大きな戦いが待っています。これはほんの始まりです。」
カネロと戦いたいか?
村田
「もちろん戦いたいですが、メキシコの牛肉は抜きでお願いします。」ゴロフキンとの試合は?
「実現すればいいですね、ボクシング界にとってもいいことだと特におもっています。実現すれば戦争です。本当にエキサイティングな試合になるでしょう。」
ロブ・プラント
「このチャンスのためにハードワークしました。世界王者になる夢の瞬間です。しかもボクシングのメッカラスベガスです。これ以上の事はないです。村田の事は尊敬していますが、この試合は私の輝く時間になります。過去一番の瞬間です。村田は王者かつオリンピックの金メダリストです。この試合に備え8週間ラスベガスでトレーニングしてきました。ベストを尽くします。
村田のような偉大なファイターと戦う上で、いかなる状況も想定してきました。いい試合になるでしょう。私は確固たる戦術をもって挑みます。」
視聴率的にはとても微妙なマッチメイクとなりそうですが、そんな事は気にせず試合内容で魅せて欲しいとおもいます。
パワー、フィジカルで恐らく村田がかなり優位であるとおもうので、自分の持ち味を生かしてブラントをノックアウトして欲しい。ブラントはアマでもプロでもミドル以上で戦ってきた過去があり、ライトヘビー級ホープのマーカス・ブラウンに勝った経歴などもありますが、恐らくテクニカルな判定勝ちで、そんなにパワー型ではない気がします。
悪い展望は村田が見過ぎて手数少なく、リング中央でブラントと技術戦をしてしまう事。やはり村田の魅力はネズミを追う猫、ライオンのごときプレスあってのものでしょうから、エンダム2やイタリア人との戦い方の延長でいいだろう。左フックなどが出るといいのだけど・・・
村田にとっては過去一番の強敵
この試合の結果で評価はかなり定まる。