
2月14日(金)日本時間土曜日、マディソン・スクエア・ガーデンのシアターで行われるようです。
今最も激戦のライト級で、キーショーン・デービスはなかなか狡猾なマッチメイクを掴んだなとおもいます。挑戦者ですが、オッズでは有利と出ています。
デニス・ベリンチクはロンドン五輪の銀メダリストでありロマチェンコやウシクの同僚としてゴールデンウクライナチームの一角、ここまで無敗、世界王者になってから無敗のエマニュエル・ナバレッテの連勝を止めた曲者ですが、その試合までウクライナを出たことがなく、もう36歳でバタバタしたボクシングスタイルなので、そんなに高い頂ではないような、ライト級ではねらい目王者といえそうな立場でした。試合も少ない。
そんな王者に一発で挑めるキーショーン・デービスは恵まれています。
じつは、東京五輪銀のこの男をそんなに熱心に観ていません。パーネル・ウィテカー2世と言われているようだが、もうちょっと攻撃的で、もうちょっと被弾する、しかしシャクール・スティーブンソンに匹敵する超アマチュアエリートだったんだとおもいます。世界王者を約束されたようなプロスペクトです。
キーショーン・デービスのアマチュアの敗北はほぼすべてが
で、それ以外は負けていないような戦績ですから、まず世界王者になってアンディ・クルスだけでなく、シャクール、タンク、スコフィールド、メイソン、ムラタラなど多くの強敵と対戦し、ライト級をさらに熱くさせて欲しいですし、
年齢は一回り上でも、立派なアマチュア歴を持ち、ロマチェンコと時代を共有した、曲者スタイルのベリンチクにオッズをひっくり返して勝ってほしいともおもいます。完全なるアウェーの洗礼を浴びるでしょうが・・・
次世代のスター候補を勝たせるための絶妙な世界戦ですが、普通にキーショーン・デービスが勝つだろう、とはならないで欲しい。でないとエマニュエル・ナバレッテみたいな変則の怪物も、黒人スピードスターには勝てない
みたくなってしまうから。
オッズ通りかそうとはならないのか、興味深い戦いです。