
個人的には新王者の誕生を期待するが、スティーブンソンの左強打の長期政権もダテではない。見返すとグヴォジクの必殺パターンは左フックカウンターが多い。これが先に炸裂すれば・・・
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | R | |
スティーブンソン | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 10 | 94 |
グヴォジク | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 96 |
あらら、もう始まった。カナダは少し早いのかな。
総合力のグヴォジクか強打のスティーブンソンか
1R
読み方はアレキサンダーですな。
フットワークを多用しフェイント合戦
ジャブを打つことも難しい。
さすがにスティーブンソンの左の威嚇にグヴォジクも慎重だ。
スティーブンソンが威圧している。
クリーンヒットはないがスティーブンソンがプレッシャーをかけている
スティーブンソン10-9
2R
パンチの交換は少ないがKOで決まりそうな緊張感。
今はスティーブンソンが元気でスピードがあるが
中盤以降に疲れがみえはじめるまでグヴォジクが無傷なら技術差が出てきそうだ。
ほとんどヒットはないが、スティーブンソンの怖さが勝っている。
スティーブンソン10-9
3R
開始早々にスティーブンソンにダウンがあったのかスリップか
見逃したが、心理を突いてかグヴォジクが鋭く攻めていく。
スティーブンソンのプレッシャーもなくなり
グヴォジクが前に出る時間が増える。
ここまでほぼ無傷でグヴォジクは少し慣れてきた感じだ。
グヴォジク10-9
4R
一発先に入れた方が勝つ、それで決まりそうなビリビリした展開。
懐深いスティーブンソンは意外と当てにくい。
それでもスティーブンソンの踏み込みが少し弱くなってグヴォジクの動きに余裕が出てきたか。
ボディや最後に左を当てた
グヴォジク10-9
5R
両者に被弾が少ないのでまだまだ元気だが
左強打頼みのスティーブンソンに対し
グヴォジクはジャブやコンビも出るようになってきた。
グヴォジク10-9
6R
突然動画が止まったのでわからない。
後半だけでみると、やや疲れたスティーブンソンに
緻密に攻めるグヴォジクのボクシングの方がいい。
しかしダメージはまだなさそうだ。
グヴォジク10-9
7R
グヴォジクの3発よりスティーブンソンの1発の方が破壊力があり
どちらをとるかがジャッジの別れどころ
スティーブンソンのパワーもスピードもまだ生きてはいるが
グヴォジクのコツコツ丁寧なスキルが上回っている気がする
グヴォジク10-9
8R
グヴォジクはもう少しプレスを強めてスティーブンソンをクタクタに疲れさせたい。
肝はスティーブンソンの疲労による動きの乱れだとおもうが
リング中央での攻防が続いているのでまだ動ける。
それでもグヴォジクのヒットが多い
グヴォジク10-9
9R
スティーブンソンのボクシングがバラバラになってきたが
それでも右の突き放しと左の威嚇は効いており
グヴォジクがなかなか捉えることができない。
スティーブンソンかなり劣勢な気がするが、パンチの凄みで上回ったか
スティーブンソン10-9
10R
両者疲れている中
スティーブンソンの左が側頭部あたりに炸裂し
グヴォジクはロープに吹っ飛びダウンしかける。
そこを仕留めにいくスティーブンソンだが動きが雑になり
グヴォジクが正確なパンチを返していく。
パンチを食うがスティーブンソンが効いた様子はない。
効いているのはグヴォジクの方みたいだ。
スティーブンソン10-9
11R
グヴォジクの強い右が入りスティーブンソンがよろめく
そこから攻勢を強め、グヴォジクがガンガンと右を当てていく
耐えていたスティーブンソン、遂にモロに食い、落城。
しばらく立てないほどの強烈なダメージ
グヴォジクがKOで王座奪取
前半は強打とスピードでスティーブンソンは相当に強いが
やはり高齢なのでスタミナと技術的幅に難があり、後半は強打頼みでボクシングがバラバラになる。
後半まで必死に耐えて、強襲したグヴォジクの戦略と総合力がやはり上回った。
10ラウンドにはダウン寸前になったグヴォジクで
スティーブンソンの地元での試合だったので
これは逆転KOといえるのかもしれないが
険しい王者を理詰めで仕留めてよくやった。
スカッとするKO勝利だった。
ジャック戦が大いに参考になりました。
スティーブンソンもさすがの強さだったが、疲れた後半にああいう強襲を受けると
タジタジになってしまう。
これで終わるには惜しい強さだったが、総合力で劣っており、グヴォジクへのリベンジは不可能だろう。
不謹慎だがスカッとしましたわ。
やっと王座交代。