最近の世界ボクシングのホットニュースはタイソン・フューリー。42勝41KO1分(この引き分けもフューリー)のヘビー級絶対王者、デオンティ・ワイルダーを圧倒しついに初黒星をつけた。
ヘビー級だから勢い任せなところがありますが、最初のダウンはラビットパンチっぽいけど効きますわ、そりゃ。
愉快でカリスマ性のあるフューリーはもはやヘビー級の、ボクシング界の頂点レベルの人気者になりそうですが、パウンドフォーパウンドでは10位以内にランキングされなかったという。その理由はヘビー級は人気階級だが、一部選手に偏り、決してタレントが豊富、激戦区ではないからだそう。
そこだけは冷静で賢明な判断かもしれない。
先日、日本でこのようなニュースがあった。
[st-card-ex url="https://boxingnews.jp/news/73111/" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]アマ51戦42勝(20KO)9敗
但馬
「ヘビー級なら、僕よりスピードもテクニックもある選手はいない」
松尾敏郎会長
「あんな才能のある選手は今まで見たことがない。京太郎とデビュー戦でやってもいいくらい」
https://www.youtube.com/watch?v=_wy8g323EjY
4月25日にラスベガスで井上尚弥VSジョン・リエル・カシメロが行われるが、その前座で同じくトップランクと契約した平岡アンディも試合をするという
[st-card-ex url="https://number.bunshun.jp/articles/-/842670" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]https://www.youtube.com/watch?v=CtbJK3JonSc
やはり、生まれ持った身体能力というのは歴然と存在する。最近このようなハーフやクオーターのアスリートの活躍が目立つ。大いに歓迎だし、どんどん日本を超えて世界に羽ばたいて欲しい。
だが、少し気になったのは、但馬ミツロという選手、アマではスーパーウェルター級だったが、減量苦や様々な理由からヘビー級(ベストはクルーザー級)でやっていくという。日本では破格のセンス、運動神経、パワーなのだろうが、世界にはこんな奴がいる。
https://www.youtube.com/watch?v=KTWwMxD2ECQ
ライトヘビー級
https://www.youtube.com/watch?v=4m7MJWbudjk
ヘビー級
さらにはアマチュアでこんな奴もいる(プロでも全勝)
https://www.youtube.com/watch?v=fYq62EepGFo
バホディル・ジャロロフ(ウズベキスタン)201センチ
ジョシュアだワイルダーだフューリーだとなかなか新世代が台頭しないが、ヘビー級は特に誰が一番強いかわからん。そんな世界でやっていくには、その体格ではマイク・タイソンのような宇宙人的実力がないとまず無理だろう。
そして、大橋会長が絶賛する平岡アンディ、階級はスーパーライト級、世界の最激戦区だ。大橋ジムには井上浩樹という同じ階級の日本トップもいるけれど、雰囲気を察すると平岡が上なのかな。日本ではかつてないほどの逸材だろうが、世界は別物であることは小原や岡田が実証している。
上を知り世界を知り、こういうタイプの選手が日本に増えてきた今、悲願のヘビー級世界王者やウェルター級王者が生まれる日が来るのかなと妄想しつつ・・・
無理だろう、私が生きているうちは・・・
そういえば、アフガニスタン発日本のクドゥラ金子も日本人に負けたとか・・・
中量級より上は日本にいてはまず無理だ。
汝自身を知るところからはじめなければ・・・