NEXTパッキャオという見出しは、それだけパッキャオのようなスターが望まれている事であり、フィリピンの候補生たちはこれを自称していますが、世界が最も熱い視線を寄せているのは井上尚弥なのです。
ゾラニ・テテのプロモーター、英国のフランク・ウォーレンはゾラニ・テテVS井上尚弥の試合は開かれている(歓迎だ)と表明しました。熱が冷める前にサインしましょうと。
年末にヨアン・ボワイヨを3ラウンドKOに沈めた井上尚弥はテテがWBO王座に君臨するバンタム級に階級アップを表明しました。WBOは井上が王者であった団体なのでテテへの必須挑戦者にランクするでしょう。
フランク・ウォーレン
「井上尚弥はバンタム級でベストを目指すと恥ずかしがらずはっきりといいました。ベストとはつまりゾラニ・テテの事です。ロマチェンコVSリコンドーに欠けていたものは何ですか?それは熱きファイトです。両者ともそそられるものはありませんでした。互いが絶対的に優れ、そそられる試合、これがまさにそうなのです。」
2月10日にオマル・ナルバエスがゾラニ・テテと戦いますがその後井上尚弥の挑戦を受けることは可能です。
フランク・ウォーレン
「こんなメガファイトを実現しない理由はありません。鉄は熱いうちに打てです。サインしましょう。」テテ
「井上尚弥との試合はまさに自分が探し求めているそのものといえます。バンタム級で誰とでも戦います。」テテは2冠王者、ライアン・バーネットとの試合を切望していましたが、ベルファストのチームはその試合を検討することすら避けているようです。
MYP4Pでもロマチェンコに次ぐ2位
どこかの権威あるサイトでもP4P3位にランクされた井上。
格下との試合ばかりで本当の試練を経ていない、実力は未知数と言われつつ、その圧倒的に速く強く美しい勝ちっぷりでここまで評価されるようになりました。ロマゴンが築いた軽量級への注目、P4Pの地位ですが、もう彼を引き継いで井上が牽引していく様相になりました。
海外記事の扱い、注目ぶりをみていると、テテ戦でも、あるいはこれに勝てば、もう軽量級のミリオンファイターになるでしょう。この試合が実現したら両者喝采を浴び、バーネット、及びエディ・ハーンは叩かれるでしょう、何が統一王者だ逃亡者めと・・・
テテとバーネットを圧倒すれば、ロマチェンコやクロフォードとの比較対象になり、パッキャオのように、試合の面白さ、わかりやすさ、爆発力でP4Pナンバーワンになれるだろう。
海外の扱いをみていればわかります。
ここまできた以上、もう具志堅の記録やら複数階級制覇という形だけの日本記録などどうでもいい事です。もう、格下で無敗記録を堅持する必要性もなくなります。
井上の試合が観たい
彼が最高だ
という世界の声さえあれば、ミリオンファイターです。
自身がそうなる事ではじめて、稼げるならとバーネットやその他の強豪が対戦を求めてくるようになる。もう、強すぎて対戦相手探しに苦労する事はなくなります。
誰もが、高額報酬とアップセットを狙ってパッキャオやメイウエザーと戦いたがっていました。
しかし彼らは絶大な人気で、選べる、吟味する権利がありました。
プロとして稼げる人気を掴めば、周りが放っておきません。
国籍もルックスも関係ないのはパッキャオが証明してくれました。井上はルックスがいいけど・・・
仮に、事故的に負けたとしても井上尚弥ならすごい見せ場を作るでしょう。こんなにわかりやすく、速くてエキサイティングなボクサーはいません。まだまだ観たいというニーズも増えるだけです。
もう、回り道や作られた記録などいらない存在なのです。
と、井上陣営を煽ってみました。
それでも不安なら、練習環境を変えるしかない。
最高のチャンスと選択を迫られているのだ。
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