マグニフィコの未来/マーク・マグサヨ

才能はすごいんだけどそのまま突き抜ける者と挫折していく者がいます。彼はどっちに行くだろう?

フィリピンのホープ、マーク・マグサヨはALAプロモーションとの契約更新をせず、新しい経営陣とサインをした。

フィリピンのボホール島、ダウィスのマグサヨ(18勝13KO)はマレーシアのマネージャー、ヴィクラム・シバプラガサムと契約し、ラスベガスを本拠にするベテランマネージャーのキャメロン・ダンキンの兄弟、ジョー・ダンキンのナウ・ボクシング・プロモーションによりプロモートされます。

現在22歳のマグサヨはWBOフェザー級1位にランクされています。2017年に大勝負をする予定だったが、日本のタフな林翔太との試合で苦しんだ。

5月25日にALAプロモーションとの契約が切れ、アメリカでキャリアを進めていくために代理人を探すことに決めました。マグサヨはマニラ周辺の様々なジムでトレーニングを重ね、今後はラスベガスを拠点にするだろう。新たなトレーナーをみつけ、夏には試合をする予定です。

マグサヨ
「単に契約期間が切れただけです。夢である世界王者になるために真剣に未来を考え決めました。1位と評価されていますし、しっかり休養し心身共にリフレッシュしました。王者になるモチベーションは高く、今すぐにでも戦いたいです。」

マグサヨは2013年5月にプロデビューして以来、ALAジムの最大のホープでした。ドニー・ニエテスやミラン・メリンドがベテランの域に達した今、マグサヨは「Piony Pride」の未来のスター選手でした。

彼のこれまで最大の勝利は、ノニト・ドネアがフィリピンに凱旋した試合の前座で、クリス・アバロスをワイルドに倒した試合です。約2万人の観客が集まりました。

今、マグサヨは2月にボクシングイベントを開催したマレーシアのマネージャー、ヴィクラム・シバプラガサムの新興団体に加わりました。ここはウズベキスタンのホープと契約しています。

ALAプロモーション代表のマイケル・アルデグアはマグサヨがフリーエージェントで期限が切れているのは間違いで、4年契約していると言います。

アルデグア
「マグサヨのキャリアを混乱させたくないので、我々の契約に従って欲しい。もしマグサヨに興味があるプロモーターがいるならば、まず我々に話をして欲しい。」

この発言に対する返事は、シバプラガサムやナウ・ボクシング・プロモーションからはありませんでした。

マグサヨ
「ALAプロモーションが私に与えてくれた機会や希望に感謝します。これからも世界クラスのボクサーを生み出してください。」

これもベナビデスの時と同じ、法廷闘争へともつれ込むのか

[st-card id=25858 ]

マグサヨがまだ22歳で、とっておきの逸材、スター性があるのだから仕方ない。

日本の井上尚弥はなぜこのような話題と無縁なのだろう?よほど日本のジムの縛りは固く、前時代的なのだろうか。言葉が違うのでどうにもならないし、選手も言葉のわからぬ国に出たがらないのだろうか。

個人的にマグサヨは、今のフェザー級王者より魅力的な逸材です。
パッキャオ以上の天才の煌きがあります。

しかし、やはり林翔太の粘りとボディに苦しみ抜きました。フィリピンの天才ホープは天才が故、思いきり、伸び伸び戦うが、南国の太陽のごとくランランと輝くばかりで影を知らない。林のような粘りと叩き上げの雑草選手や、ロシアの氷のように非情で緻密なファイトに屈することもまた多い。才能はすごいが、ボクシングに注意深さや奥深さが足りないのだ。

パッキャオやドネアが米国を拠点に変え、その才能にボクシングの多様性を身に着けた時、フィリピン人ボクサーは時として化ける、規格外の芸術となる。

マグサヨはなかなかイケメンだし、試合毎にタトゥーも増え、輝かしい未来を感じる天才ぶりでフィリピンではもうすでに人気者だろう。女が放って置かないだろう。こういう若者が米国で本格的な環境で揉まれた時に挫折するか、進化するかでその未来は決まるとおもう。マービン・ソンソナになるのかドネアになるのか・・・

センスだけは本当にピカイチだ。
この先どうなるだろうか。

にほんブログ村 格闘技ブログ ボクシングへ
にほんブログ村


ボクシングランキング

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
What’s your Reaction?
最高
最高
0
いいね
いいね
0
ハハハ
ハハハ
0
うーん
うーん
0
がっかり
がっかり
0
最低
最低
0
おすすめの記事