長谷川穂積・粟生隆寛

大変めでたい夜でした。
TVも余計なあおりなく試合のみ、TBSと違ってよかった。

長谷川VSブルゴス
http://box-p4p.com/tube/hozumi-hasegawa-vs-juan-carlos-burgos.html
初回から長谷川は勝負に出ててちょっと意外でした。バンタムで突出しだしたころから長谷川は見切ったらいきなり強振するスタイルに変わりましたがこの試合では顕著でした。打ち合ってたくさん被弾しましたがきれいなボクシング、スピード差は明白でもっと楽に勝てたとおもいますが気持ちが強く倒してやろうという気迫が半端じゃなかったです。しかし内山も西岡も言うようにKOは狙ってできるものではなく流れの中で自然に・・・だとおもいます。
今までと違い当たりがやや浅かったのか、タフネスか、ブルゴスは足を震わせることはなかったですがこれがフェザー級の現実でしょうか。
次戦予定のジョニー・ゴンザレス、その他王者もみんな懐深く大きいですがこの階級になじんだ長谷川の新たなスタートが楽しみでなりません。
まるでパッキャオVSマルガリートのようでブルゴスの右目もボコボコに腫れてましたがパッキャオはパワーがあるけれどもっと力まずポンポン手を出してましたので長谷川もそれを見習って欲しいです。(しかし今回ばかりは気持ちが先行してしまったのでしょう。)
フェザーで世界王者は粟生が成し遂げましたがその前はいつになることやら・・・王者多いし長谷川だから普通な感覚ですが日本人としては大変な快挙です。ロペス、ガンボア、カバジェロと大変な化け物がいる階級に長谷川が加わりました。感激!!!

粟生VSタイベルト
タイベルトはおもったよりガードが低くスピードのあるボクサーでした。ただ実況のあおり、「ドイツが生んだ史上最高傑作のフェザー」ではなかった。万能だが突出したものがない。右を負傷したようだが左が特徴的でノーモーションでいい選手ではあったが。粟生の方が五輪メダリストより技術、パワーで上回ってました。ダウンシーンは見事なカウンター。上下の打ち分けもタイベルトより多彩でボディが効いていました。粟生のポテンシャルはかなり高く世界戦でも意外やパワー負けしない姿が目に付きます。中盤から後半、断然有利でタイベルトはいっぱいいっぱいでフラフラでしたが一発狙いすぎで仕留めきれないところなど同じ課題もみえましたが完全勝利といえる内容。華麗なテクニシャンですが意外と中間距離より短い距離で彼は力を発揮するような気がします。小さなタイベルトでは距離がかみあいました。日本で一番若い世界王者だから一番長持ちせねばの気持ちで今後も成長した姿を見せて欲しいです。

李・西岡・長谷川・粟生・内山と大変充実な時代となりました。

共通する点として日本人では突出したディフェンススキルがあります。そこが世界を狙う日本人共通のお手本のようです。
楽しみが増えておなかいっぱいです。うれしくて眠れません。

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