妄想対決:ユーリ・アルバチャコフVSマイケル・カルバハルと井上尚弥

毎日なにかを書くのが日課になっているものの、いつも目ぼしい話題があるわけではない。WBSSが遅延し我らが井上尚弥を観れるのもあと2か月超もあるんだな、しんどいな、とおもいつつ、もうかれこれ30年になるボクシング観戦歴で、日本では誰が一番鮮烈だっただろうと思いを馳せた時に出てきたのが彼だった。

日本に限定すると個人的には

ユーリ・アルバチャコフ
オルズベック・ナザロフ
井上尚弥
スラフ・ヤノフスキー
東京三太(ミゲル・アンヘル・ゴンザレス)
ホルヘ・リナレス
辰吉丈一郎
エドウィン・バレロ(特別出演)

こんな順位じゃないかなぁ・・・衝撃度でいえば・・・
外人ばかりやないか~

ユーリ・アルバチャコフ

24戦23勝(16KO)1敗
WBC世界フライ級王座(防衛9)

1984年-ソ連のスポーツのマスターの候補
1986年-若者の間ソ連のチャンピオン
1987年-ソ連の人々のゲームの勝者
1988年 -チェコスロバキアの「グランプリ」を受賞
1988年-ルーマニアトーナメントの勝者"黄金のベルト"
1989年 -成人ソ連チャンピオン
1989年-アテネのヨーロッパチャンピオン
1989年-モスクワでの世界アマチュアチャンピオン

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彼こそが、旧ソ連、おそロシア初のプロ世界王者でありパイオニアだ。
アントニオ猪木は本当にすごいことをしたなぁ、怪物プロモーターだ。

当時の時代背景により、活躍は限定されたが、私のベストオブベストの中でも、リカルド・ロペスかユーリかといえるほどのインパクトだった。ロボットのような固い動きでそんなに柔軟多彩といえるスタイルではなかったかもしれないが、右ストレートの速さは歴代最高だ。エスキモーの末裔の少数民族というのもそそられる要素だ。

そんな彼はまるで釣り合わない日本人やアジアのファイターでキャリアを重ね、当然のように世界王者になり日本人が出来ない海外防衛も軽くこなした。旧ソ連初の世界王者という栄光は手に入れても、たいして変わらぬ待遇やファイトマネーに痺れを切らせたか、そんな偉大なファイターでも10度目の防衛戦でかつて下したチャッチャイ・ダッチボーイジムに敗れ、その唯一の敗北で引退となった。

あの時はブランク明けでユーリのコンディションも気持ちも冷めており、たしか札幌かなんかでのの試合だったと記憶している。試合前からチャッチャイが王者になるような不思議なムード・・・

そんなチャッチャイを下して出てきたのが元祖怪物君、のちのスーパースター、マニー・パッキャオだ。全盛期にユーリVSパッキャオがあればユーリが勝っていただろう、そういう時代だ。

なぜ急にこんな事を書いたかといえば、上記に挙げた選手たち、皆世界王者になったが、一番の実績を残したといえるのは

ホルヘ・リナレス
井上尚弥

かな。

東京三太もデラホーヤ戦までいったから成功か。

しかし本来であればもっと世界を驚愕させることができたであろう才能ばかりだった、ユーリでさえ世界で無名のまま9度の防衛で消え、リナレスもたくさんの挫折を味わってきた。彼らは日本に招聘された外国人だから違うけれども、あれほどの才能でもこの程度のキャリアで終わった過去を振り返り、我らが井上尚弥にはもっと太く、長いキャリアを構築していって欲しいとおもうのだった。

井上尚弥、既に世界進出、世界の注目度は大ブレイク寸前だ。

ユーリのようなキャリアで終わらないために必要なのは、本人が望む相手、舞台、環境を惜しみなく提供すること。世界の関心、動きに合わせた積極的な行動をしていくこと。

今はWBSSの縛りで仕方がないが、試合が少なすぎる。
あっという間に30代となり過去の人になる可能性もあるだけに、ボクサー人生のピークを思う存分全うして欲しいと願う。今がピークなのかもしれない。

だって、ユーリのこんな言葉は少し悲しいじゃないか。

ユーリ
「アマチュア時代から20年近くも戦ってきた。もう疲れた。もうたくさんだ。プロアマ通じての最強はアマ時代、世界選手権の決勝で対戦したキューバのペドロ・オーランド・レイジェス」

強打で人気を博した米国の軽量級スター、マイケル・カルバハルと米国でビッグマッチをする噂が出て、米露戦かと話題になったが、結局実現しなかった。また、カルバハルのライバルであるウンベルト・ゴンザレスとの対戦は実際に交渉段階まで進んだが、これも実現しなかった。

あー、カルバハルの事もいつか書こう。

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一体何が書きたかったんだろうか・・・
とんでもない怪物ボクサーでもあっさり消えることがある。未来は全く未知数、ならば今を全力で生きよ、周囲はサポートせよ

という事かな・・・

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