決着/アルツール・ベテルビエフVSドミトリー・ビボル

P4Pにも入ってくるだろう。無敗同士のLヘビー級統一戦、仕切り直しです。

結局、ああだ、こうだと言ってましたが、この2人以外は過去の人になってしまいました。セルゲイ・コバレフ今いずこ・・・これにデビッド・ベナビデスが絡んでいくのだろう、年齢が一回り違うからわからないけれど、今はベナビデスをしてもノックアウトされてしまうのではないかな。

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アルツール・ベテルビエフVSドミトリー・ビボル

アルツール・ベテルビエフ

現WBC・IBF ・WBO世界ライトヘビー級統一王者
20勝全KO 39歳

熊男とか熊人間というのをよく見かけるが、私が言い出した口ですよ。幼いころのかわいい少年の写真もありますが、見事な熊軍曹になりました。ロシアといってもチェチェン出身で紛争の悲しみや怒りを拳に宿しています。見た目とファイトが一致して恐ろしいまでのパワーですが、倒す過程はテクニカルです。

ジョシュアよりデュボアよりも、ウシクを倒す可能性を秘めているのではないでしょうか?両者はアマのライバルでウシクが勝っているようだが、パワーはウシクよりもありそうだ。

懸念は試合枯れと39歳という年齢だ。強さの継続はあっても、もう進化、上積みはないだろう。

ドミトリー・ビボル

現WBA世界ライトヘビー級スーパー王者
22勝11KO 33歳

ファイトスタイル、背景、人間性という意味でベテルビエフを応援してしまうが、この男も嫌いではない、むしろ好きだ、尊敬している。カネロに勝ったのにはしゃぐことなく淡々と試合をこなし続ける寡黙なキルギスのハンサム男。練習動画とかみてもとにかく基礎の徹底で美しい。パワーやKOがもっとあれば、重量級の井上尚弥と言いたいほどベーシックに強い優等生といえる。

カネロ戦後も

ヒルベルト・ラミレス
リンドン・アーサー
マリク・ジナード

に勝利しており、特にクルーザーでも王者になったヒルベルト・ラミレス戦の勝利はカネロ戦以上の功績かもしれない。堅実な判定勝利が続いていたがマリク・ジナード戦では圧倒的なノックアウト勝利で、決して非力なわけではない。

この試合の予想としては簡単でKOでベテルビエフ、判定でビボルだろう。

フィジカルとパワーが異様なカネロさえ上回ったビボルがベテルビエフを空転、スピードと手数、回転力で上回ることも考えられるし、重厚なプレッシャーとパワーでベテルビエフがビボルを12回までに捕まえる可能性も考えられる。

カネロとベテルビエフ、どっちが重厚でパワフルなのか、正直わからないところがある。断然ベテルビエフと言いたいところだが、高齢だし怪我が多いし、カネロの底がみえないのだ。

そしてどちらかといえば

ビボルがカネロ戦同様に判定勝利する気がするが、勝って欲しいのはベテルビエフ

となる。

KOでベテルビエフ、判定でビボル

ベテルビエフは全KO
ビボルはKO、判定

どちらも一度も負けたことがない、超高濃度の突出した王者同士の決着戦です。

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