中谷潤人Vsペッチ 那須川Vsアシロ 他

こちらもアップセットを期待したい。

WBC世界バンタム級タイトルマッチ 12回戦

王者・中谷潤人(MT)Vs1位・ペッチ・ソー・チットパッタナ(タイ)

12345R
中谷
10
10
10
10
10
50
ペッチ
9
9
9
9
9
45

中谷に隙はないとおもうが、挑むペッチは相当な決意で臨むだろう。弱者で築いた戦績だがそれなりにはすごい。侮れない。

今伸びてる選手というのは試合ごとに進化している気がするが、中谷はパワーがついたなぁ。一発が強い。

中谷盤石の展開だがペッチもよく応戦している。

5回に接近戦の打ち合いになり、中谷の方が多彩ではあるがペッチのよさも出ている。
6回、ペッチも覚悟を決めて打ち合いに出ているが中谷の強烈な左でダウン、その後立つのも不思議なほどだが立ち上がって耐えるペッチだが、完璧な左を食い倒壊。

ペッチはすさまじく打たれ強かったが、それをも砕いた。

井上尚弥よりもゆったりしてるし、リズムやテンポも速くはなく、相手の反撃も受け止めるが、決める時の迫力やテストしながら多彩なパンチで決める決定力や凄みはすごい。

体格もよくバンタムのスケールではない。

WBOアジア太平洋バンタム級王座決定戦 10回戦

1位・那須川天心(帝拳)Vs2位・ジェルウィン・アシロ(フィリピン)

12345678910R
那須川
10
10
9
10
10
10
10
10
10
10
99
アシロ
9
9
10
9
9
9
9
9
8
9
90

アシロという選手が頑張るのか、ヘタレなのか、結構やりそうなフィリピン人にみえるが・・・

アシロかなりいい選手だが那須川の左を食って倒れそうになる。
運動神経と意外性のあるアシロだが、変則で荒っぽい。カウンターを合わせる可能性はある。
まとまりがあるので那須川のポイントは問題ないが、ダメージ的には大きな差はない。
アシロはポイントで勝てるボクシングではないが、反射神経のいい若手だった。
最後やたらと時間を気にしていた。

WBO世界Sフライ級タイトルマッチ 12回戦

王者・田中恒成(畑中)Vs5位 プメレレ・カフ(南ア)

123456789101112R
田中
10
9
10
9
8
9
10
9
10
10
10
10
114
カフ
9
10
9
10
10
10
9
10
9
9
9
9
113

プメレレ・カフという選手の実力がわからない。スピードでは田中だろう。

カフはリーチが長いと村田は言っていたが、数字は163
カフは田中の打ち終わり狙い。井岡戦の左フックを参考にしているようだ。
カフが予想よりいい選手なので、そうなると田中はかなり苦戦、激闘モードとなる。
田中やばいな、距離あると届かず、接近するとカウンター怖い。
カフはチャンスなのだが攻めを強めず、ボディが効いてきて手が出なくなってきた。
KOのムードがあるのはカフの方で、田中はボディで逆転できるかどうか。
もう田中は距離詰めてボディ一択しかないでしょう。

カフはいい選手だったが、田中の今の実力とういうのがよく出たとおもう。

カフの勝利
日本人世界王者増え続ける中、田中にその勢いやムードがないのは時の流れか。

しかし個人的には1ポイント差で田中の勝利と出たのでこれで諦めるのはもったいない。井岡に負けてから、いい方向に変わってない。スピードとパワーで圧倒できないといつも泥臭いド突きあいになってしまう。筋肉が固く効きやすい体質になっちゃってないだろうか。

WBO世界Lフライ級タイトルマッチ 12回戦

王者・アンソニー・オラスクアガ(米国)Vs1位・ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)

ジョナサン・ゴンサレスに強いというイメージはない。上手いが非力、オラスクアガのフィジカルに屈するとおもわれる。

カットが深いなら仕方ないがオラスクアガがいいムードだった。

どっと疲れた2日間、成し遂げた偉業を考えると


プメレレ・カフ

がよくやったなぁと感慨深いですが、パフォーマンス的には

中谷
寺地

がダントツだったかな。

岩田という選手も、完勝でしたので今後が期待出来ます。
那須川の相手は才能がありましたので那須川の安定感というのも信頼に足るものですが、まだ課題はあるのでしょう。センスはすごいです。彼を上から目線で語れるのは中谷だけかもしれません。

流れから、西田VS那須川になるのかな。

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コメント一覧
  1. 西岡の言う様に、中谷は左痛めた様に見えましたけどね。
    ここぞ以外は右ばっかり、連打として不自然に見えましたね。
    これについてのコメントは出ないでしょうけど。

    1
    0
    • どんな右が当たるのか、色々試しながら試合してたようにみえました。そのくらいもう余裕だと。井上尚弥もそうですが、成長する選手はなぜこうも、パンチ力も別格になるんですかね。

      1
      0
  2. 何気に岩田は粟生トレーナーが育てた最初の世界王者になるのか。
    現役時代は才能依存でコーチとか向いてないんじゃないかと思ってましたが、今は天心含め帝拳の有望株を多数担当しているようで。
    長谷川穂積もジムをプロ加盟させるようですし、あの時代の選手が指導者層になっていくのが感慨深いです。

    3
    0
  3. カフは打ち終わりに左フック、井岡戦の再現を露骨に狙っていて、序盤は空回りでしたが、解説の通り、左フックが得意とのことでアジャストしてきました。最初は下手くそにみえましたが。そしてそんな左が怖い時に右カウンターでダウンと、田中は左も右も警戒せねばならず、容易に入っていけなくなりました。中間距離でも届かない。想像以上にいい選手でしたが、カフは長持ちするようにはみえないな。

    7
    0
  4. 中谷はどの右フックがいいかなとペッチ相手に色々試してましたね。余裕で。しかし結局彼の主武器は左ストレートとアッパーですね。

    3
    0
    • 勘や見切りがいいんで、ポイントは拾えますが、攻撃力がそんなにないんで、KOとかインパクト絶大のファイトは出来ないかもしれない。やはり管理人さんの言う通りシャクールっぽいかも。

      2
      0
  5. ミニマム上がりはスーパーフライでサイズの限界になる感じかね。
    今日の田中だけでなく、ニエテス、ロマゴン、井岡と大きい相手に取りこぼすようになる

    6
    0
  6. 田中は筋肉バキバキの身体が恒例になっているけど、Sフライではスピードもパワーも柔軟性も失われ、直線的で打たれ脆くなってるだけのように感じる。パンチも軽くコンビネーションを意識しているのだろうが、顔面じゃ倒せなそうに弱くみえる。

    毎回同じような試合内容で激闘の判定。
    いろいろ固くなっちゃったなぁ。

    5
    1
  7. 元日本王者の堤が拓真に勝って称賛され
    アジアタイトルで無敗相手にほぼフルマークで勝って文句言われる天心。

    4
    14
  8. ペッチが想像以上に勇敢だったけど格が違ったね

    中谷の唯一の懸念は打たれ強さだなぁ
    マトモにパンチを食うことが殆ど無いからまだ分からないけが、1試合に1回は効かされたか?って場面がある印象
    本人は接近戦も歓迎するから全く怖がってなさそうだけど、あの体格でどうしても脆そうに見えてしまう笑

    7
    2
    • 4R辺りで中谷きかされたと思ったけどね。
      やはり中谷は井上尚弥の前にもう少しだけ強い選手と見たいかな。

      0
      0
  9. カフはやりづらさとパンチがあって良いボクサーですね!これから試合を重ねていけば更に強くなっていきそう。

    ただ田中がかなりイマイチで並の選手に見えた。当然ダウンの影響は大きかったでしょうが、戦い方はハッキリしないし、力の抜けたワンツーばっかでメリハリが無い。
    ボディは良かったけど、最初から接近戦で削りにいけばカフは12ラウンド持たなかっただろうなと

    井岡戦以降、持ち味のイケイケボクシングをやめた結果中途半端になってしまった感。
    そのくせ陣営はいまだに身体能力任せで戦略を立てていないように見える。
    このままじゃ今後のベルト奪取は難しいんじゃないか

    12
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