井上拓真Vs堤聖也 拳四朗Vsロサレス 他

ベテルビエフとか矢吹とか色々な事がありましたが、忙しくて消化しきれないので後の課題とします。2日間にわたって行われるこのイベントだけはチェックしたいな。

アップセットが起きた方が楽しみになってしまいました。

WBA世界バンタム級タイトルマッチ 12回戦

王者・井上拓真(大橋)Vs3位・堤聖也(角海老宝石)

123456789101112R
井上
10
9
9
9
9
9
9
9
9
8
9
9
108
9
10
10
10
10
10
10
10
10
10
10
10
119

スキルとスピードで拓真、変則と強打で堤、堤が勝つには恐らくKOしかないだろう。穴口にも全局面で負けており、ダウンを4度もとったから勝てた。堤のスイッチからの踏み込みが拓真に当たるか

井上拓真の方がテクニシャンだが、この選手は自分から攻めない。相手に攻めさせてディフェンスして打ち返す、精度で上回るという戦い方。ジャブ以外で自分から先に打つパンチがほとんどない。ロープにも下がる。なので積極的に仕掛け、普通だったら止まるパンチをさらに打ち続けてくる堤の手数と執念に押され、ディフェンスしきれず被弾する。はっきりと上回るラウンドを作れない。

堤がチャレンジャーの根性を魅せたのに対し井上拓真は応戦するだけで守り主体のスタイルを打破できなかった。10回のダウンはダウンではないとおもうけど。井上の5倍くらい堤は手数を出したのではないかな。

WBC世界フライ級王座決定戦 12回戦

1位・寺地拳四朗(BMB)Vs2位・クリストファー・ロサレス(ニカラグア)

12345678910R
寺地
10
10
10
10
10
10
10
10
10
10
100
ロサレス
9
9
9
9
9
9
9
9
9
9
90

寺地有利だろうがロサレスは大きくてタフだ。無謀な打ち合いは避けてポイントを意識した戦い方をした方が勝利に近づく。

ロサレスの方が大きくガードも堅いが寺地の方がスピード、リズム、テンポが速くて右ジャブもボディストレートも右ストレートもシャープ。やはりフライ級は頑丈だが、リングカットし一方的にボコりまくった寺地の完勝。特にジャブの数や精度が全く違った。ユーリの試合よりレベルが高く感じた。

WBA世界フライ級タイトルマッチ 12回戦

王者・ユーリ阿久井政悟(倉敷守安)Vs7位・タナンチャイ・チャルンパック(タイ)

123456789101112R
阿久井
10
10
10
10
10
9
10
10
9
9
10
9
116
タナンチャイ
9
9
9
9
9
10
9
9
10
10
9
10
112

タナンチャイという選手の実力を知らない。阿久井の実力もまだ確信出来ない。強打者だが、王座の奪取も防衛戦も判定だった。タナンチャイが天才じゃなければ阿久井だろう。

ユーリの方がフィジカルが強く安定しているが技術的には大差ない。アグレッシブはユーリだが、クリーンヒットはタナンチャイという印象。

WBC世界Lフライ王座決定戦 12回戦

1位・岩田翔吉(帝拳)Vs2位・ハイロ・ノリエガ(スペイン)

12R
岩田
9
10
19
ノリエガ
10
9
19

両者ともによく知らない。
ノリエガは映像みると素早いテクニシャンなので、ポイント勝負ではノリエガ有利かもしれない。

拮抗した実力にみえたが3回のアッパーでノリエガ効いちゃって2度目のダウンでストップ。
ノリエガは打たれ弱く見えた。

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コメント一覧
  1. 拓真が神格化されてますが、この人はスタイルに問題があります。自分から攻めないからKO率が低い。それでいてウバーリや堤みたいに攻められると負ける。兄とのスパーでこうなっちゃったのかな。

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  2. 拓真の評価がいつも高く解説も褒めまくるが、彼は接戦製造機で勝てる相手も接戦にしてしまうところがある。武居とか中嶋はもっと下手だけど、序盤KOとかしてしまうおもいきりの良さがある。拓真は相手の良さを全部出して受け止める、引いて応戦する戦い方。だから判定ばかりになる。少ないKOもほとんどボディカウンターばかり。

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  3. >普通だったら止まるパンチをさらに打ち続けてくる堤の手数と執念に押され

    堤はこれもう、こういうスタイルなんでしょうね。
    増田、穴口、拓真と、三人とも同じようにやられてしまっている。
    綺麗に捌こうとするタイプだと、堤に勝つのは難しそう。特に拓真のような過剰に受けに回ってしまうタイプは相性最悪なんでしょう。

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  4. 拓真はこれまで数人の世界ランカーに勝っているがよくよく相手の戦績を見ると
    和気や古橋、栗原、石田、ソリスなど対世界ランカー相手に勝ちより負けの方が多いランカーばかり狙い撃ちしてきた。
    んで唯一勝ち越しているウバーリには完敗
    よく亀田は弱い相手ばかりから勝っているから価値がない、本当に強い相手を選んで勝ってきたのは井上兄弟とか書かれるけど実際弱い相手ばかりから勝って来たのは拓真の方、で対世界ランカー0勝0敗の堤に負け。
    元から過大評価だった、武居なら勝てたかもしれない。
    バンタム級で拓真が2番目に強いとか言ってた人らは反省してほしい。

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  5. >10回のダウンはダウンではないとおもうけど

    ダメージはなくとも、パンチが当たってバランスを崩して、ロープがなければ町が無いく倒れていたのだから、れっきとしたダウンでは?

    9
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  6. 尚弥が拓真のスタイルを作ったのだろう。
    兄の攻撃がえげつないから弟は守って守って打ち返すだけが精いっぱいになってしまい、そういう戦い方でもほとんど負けないレベルになってしまった。ある意味いつも同じスタイルなのでこれはもう変わらないだろう。

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    • 兄のカウンターパートですね。兄とスパーしすぎて確立された、守ってカウンターのスタイル。

      1
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  7. 堤選手の絶対に勝つという気迫が伝わってきて開始から終了まで熱い試合でした。今年の日本ボクシング界ベストバウトの筆頭だと思います。
    ベルトを天に掲げたのもそういう意味なんだろうな、と思うと目頭が…。

    レフェリーはバンタムで世界獲れなかった池原さん、リング下で熱戦を見守る武居と西田、役者も勢揃いでまさにドラマでした。

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  8. 拓真のは消化不良な試合が多いなあと。
    テクニックは感じるけど、手数が少なめで気持ちが感じられない。

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    • 守って打ち返すだけ、自分からは攻めないというスタイルが染みついちゃっていますね。

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