
スーパーミドル級で行われているこの試み、日本人には縁遠い階級だが非常に魅力的だ。
暫定王者やらシルバー王者を乱立させるならこういうステップを全ての階級に絶対に設けて欲しいものだ。
IBFやWBOの加盟を頑なに拒んでいるJBC、しかし長谷川穂積VSフェルナンド・モンティエル戦の熱狂、これは国内だけでなく海外でも大変注目されていた。
相手を選んでの挑戦、安易な階級アップなどが防げるし、一度負けたら引退みたいな悲壮感もなく楽しめる。
ボクサー(特に世界チャンピオン)はみな自分が一番強い、強いやつとやり証明したいと考えていなければならず、ファンもまた誰が一番強いのか見たいのだ。
ジャーメイン・テイラーのように途中で過酷な敗戦があれば代役を当てる制度もすばらしいし、一度敗戦してもまだチャンスがあるという条件は非常に痛快だ。
勝った選手だけでなく負けた選手にもファンや応援はつく。相性というのもあるはずだし。
正規王者はスーパー6相当の試合が必須でその輪に加わる条件としての暫定やシルバー王者制度であればファンとして理想である。
ちなみにこのスーパー6では試合前はミッケル・ケスラーが抜けているかとおもったが、内容を見て予想を変えた。
カール・フロッチ、アンドレ・ディレル
これが個人的な本命だ。
ひねくれた予想だが結果が全てではなく好き、嫌い、その選手の潜在能力などを楽しんでいる。
競馬みたいで面白いとおもう。
Sライトやバンタムを筆頭に全ての階級でこうした試みが定着すればボクシング人気は向上し世界はより一体感を強め盛り上がるとおもうのだが・・・