
もう熱が冷めたのか、チェックはしていても熱中はしていません。
オレクサンドル・ウシクがリコ・ヴァーホーベンに苦戦の末TKO勝利も、レフリーのストップに大ブーイング・・・
もうゴングが鳴っていたのでストップせずにラストラウンドやらせた方がよかったように見えるが、あの効き方だとラストにもっとボコボコにされて倒されていただろう。
そしてウシクはもう40歳近く、この相手なら倒されることはないが、重さに苦労するだろうと過去最重量にして調整も緩めだったとおもわれる。偉業は立派だが昔からP4Pナンバーワンのボクシング内容だったとはおもわない。井上尚弥やシャクール・スティーブンソンの方が高度なボクシングをしている。
モーゼス・イタウマに引導を渡すかどうか、戦うかどうかの引退間際のレジェンドといえるだろう。
それよりもこの試合こそ強烈だった。
リチャード・トーレスJrは東京五輪銀で、ヘビー級では小柄だが、スピードや積極性でホワイトタイソンのごとく私好みな選手だった。時期王者だろうとおもっていた。モーゼス・イタウマより評価していた。
それが15戦目に潰えた。
フランク・サンチェスというのが、エフェ・アジャグバにも勝っているキューバの曲者であることは知っていたが、やっぱりただものではなかった。たぶん、かつてのルイス・オルティスのように、決して主役になれないヘビー級だとおもうし、大事なところでアギット・カバエルに負けているのだが、このタイミングのパンチを食らったら終わりというすごい一撃をお見舞いした。
たぶん世間ではアメリカのホワイトホープ、リチャード・トーレスJrを推していただろうし経済効果も大きかったはずだ。それを砕いたのがサンチェス33歳の一発だった。これがあるからボクシングは面白い。
日本では、未だ井上尚弥VS中谷潤人の余韻冷めやらぬ、まだこの話題で飯が食えるほどのメディアだが、個人的にはそんなにエキサイトしなかった。
中谷陣営の失敗だ。中谷の総合力を信じていたのだろうが、序盤井上ペースでは絶対に勝てないのだ。
井上がピンチだったドネア1は2ラウンドで眼を破壊され、ルイス・ネリには初回で倒され、ラモン・カルデナスには2回に倒された。
それでも、微調整し、適応し、凌駕してしまうのが井上尚弥なのだ。回を重ねるごとに学習し無敵になっていく。つまり序盤、まだ手探りの段階であっと驚くような何かをしないと井上は益々攻略至難になっていく。
それがわかっていないルディ・エルナンデスの過ちだ。
結果論だからなんでも言えるけど・・・
しかし井上尚弥ももう33歳、軽量級では少しの衰えや気の緩みで一気にオレクサンドル・ウシクのようになってしまいかねない。
これから強くなるのは井上尚弥ではなく中谷やバムの方だといえるだろう。
ただおもいを書きなぐっただけだが、なんで書いたのかといえば
堤駿斗
堤麗斗
早く試合をしてください。堤駿斗の方は次が決まっているらしいですが、肝心の相手が未定とのことで、そこが一番大事よ。
と書いたのは、もう彼らの活躍を追うまでが自分のボクシングマニアとしてのタイムリミットかもしれないと感じているからです。
アマチュアですごかったのは知っています。しかし帝拳でも大橋でもなく志成ジムで、リヤドシーズンに招待されたり大いなる期待を持たれているわりにはキャリアが停滞していたり、減量の問題でパッとしなかったり、どうなんだろうなと微妙だからです。
大橋ジムの坂井優太やKing藤木勇我なんかも期待しちゃいますが、藤木に至ってはデビュー前、目指す王者がシャクールやメイソンやムラタラクラスなのだとしたら、途方もないことなので、そこまで期待できる自信がありません。
藤木が順調にキャリアを伸ばして世界に行くとしても数年先なので王者の顔ぶれも変わってはいるでしょうが、もう日本主導で誤魔化せない時代ですので、その時までボクシングマニアでいられる確信がありません。
井上尚弥
バム
ジャロン・エニス
シャクール・スティーブンソン
デビッド・べナビデス
モーゼス・イタウマ
このあたりの勝利と敗北を見納めて、私のボクシング生活も終わる予感です。




