孤高のヒール/ルイス・ネリーVSジョン・リエル・カシメロ

やってくれると助かるなぁとおもっていたら、ネリが対戦をアピールしているようです。

https://twitter.com/luisnerynp/status/1691964242382193105

383
ルイス・ネリーVSジョン・リエル・カシメロ

井上VSタパレスの勝者
VS
ルイス・ネリーVSジョン・リエル・カシメロの勝者

でいいんじゃないでしょうか?

ルイス・ネリー

35勝27KO1敗 28歳
元WBC世界バンタム級王者、元WBC世界スーパーバンタム級王者

なぜそんなに日本人に嫌われているかといえば

山中慎介の13度目の防衛戦(勝てば具志堅とタイ記録)でネリーが勝利も試合後ドーピング発覚、因縁の再戦では確信犯的な体重超過と山中のキャリアを汚い手段で奪い去ったからです。これで山中は引退となりました。

勝てば何をしてもいいという悪態を晒し、はっきりとした謝罪もなく、井上に対しても挑発を繰り返しています。その後も体重超過を繰り返し、バンタム級王座ははく奪され、Sバンタムに階級を上げました。

Sバンタムでも、持ち前のパワーと柔軟性を武器に強さを発揮していましたが、ブランドン・フィゲロアのボディで初の敗北を味わっています。

好きな選手ではないが、強いことは間違いなく、フィゲロア戦も序盤は圧倒してましたし、指名挑戦権を獲得したアサド・ホバニシャンという相手はSバンタムにふさわしい屈強なフィジカルを持っていました。技術は劣るもフィジカルはフルトン以上でした。

ネリーはパンチの軌道が大きく振り回すので、前半相手を呑み込んで威圧すると強いが、見切られて後半になるとスタミナ不安になり、パンチの精度も落ち雑になっていくような印象です。それでも強打でカルロス・カストロやアサド・ホバニシャンを上回って勝ち残っています。バンタム上がりなのにパワー優位でSバンタムのランカーに勝ち抜いています。

ジョン・リエル・カシメロ

33勝22KO4敗 34歳
元WBO世界ライトフライ級暫定王者、元IBF世界ライトフライ級王者、元IBF世界フライ級王者、元WBO世界バンタム級王者

なぜそんなに日本人に嫌われているかといえば、井上に対する挑発が多いからです。カシメロはVS日本人でドーピングや体重超過をしたことはないが、その他試合ではやらかしが多い。どんなに階級を上げてもパワー優位とフィジカルが強すぎるのはドーピングを疑われることも多い。

スタイルとしては孤高で、きれいなテクニックを潰す、荒っぽい喧嘩屋のようなファイトをするが、距離感や、攻撃時の迫力は野性味があって強い。はまればゾラニ・テテや赤穂のように序盤無傷で一方的に相手を傷つけてしまう。

アマチュアの巨人、ギジェルモ・リゴンドーに空回りしながら競り勝ったのはひとえにその荒々しいパワーをリゴンドーが警戒しすぎた結果だろう。蓋を開けてみないとどんなファイトをするのかわからない野生児だ。

両者だけが、これまでずっと井上尚弥を挑発しており、その他のファイターはリスペクトの念を持っていた。だからこの2人を退治しないと怒りが収まらないのだ。

まぁ、本音を言えば、ビッグマッチがしたい、大金が欲しいからそういう態度をとるのであって、試合をみればみるほどリスペクト、井上だけはマジやべぇなぁ、勝てねえよと畏敬の念は感じているだろう。

だからこの両者が戦って一人だけ相手にすればいいとなると本当に助かるな。

Sバンタムで実績のあるネリー、実力派のフィリピン人にも圧勝ばかりなのでこっちの方が信用はあるだろう。対するカシメロはSバンタムではまだ何も証明していない。赤穂を2回で意識朦朧、棄権させちゃう次元の違うパワーながら、前戦のアフリカ人には僅差の勝利。この試合もダウンを奪ったから勝てたようなものだ。

なので、ネリー有利といいたいところ、捉えどころがないスタイルで後半強いカシメロを推す。両者ダーティーさを持ち合わせているが、後半カシメロのローブローみたいなボディをネリーが食らったらまた悶絶しちゃうだろう。

34歳と高齢なカシメロがどこまで強さを維持しているのか疑問ですが、勝ち残るのはカシメロかなとおもってます。けれどもネリーの方が本場は盛り上がるだろう。

とにもかくにも、VS井上を両者で観るよりは一人で十分なので、整理整頓頼みます。

より貪欲で邪悪でダーティーな方がそのダーティーさゆえに勝ち残るだろう。

具体的にはよりパワフルでタフな方が勝つだろう。

実現を願う。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
What’s your Reaction?
最高
最高
78
いいね
いいね
144
ハハハ
ハハハ
23
うーん
うーん
15
がっかり
がっかり
6
最低
最低
18
おすすめの記事