井上尚弥自身が、最終到達点としてSフェザー級と語っていました。
今でも獲れる実力があるとおもっていますが、長期計画のもと、万全の肉体を作り上げ、いつの日か挑んでもらいたいものです。
Sフェザーといえば、タンクや内山、ロマチェンコが活躍した階級です。個人的には、「勝てる」だけでいえば井上尚弥に限界はないとおもいますが、万が一のリスクを考慮するとこのあたりを最後にして欲しいです。
ボクシングは身長で戦うものではありませんが、身長170センチ未満でライト級やその上となると、タンクやイサック・クルスみたいな太マッチョになってしまいます。
そんな見た目の井上尚弥はみたくない。
いくら前日計量で同じといっても、削った身体と、ナチュラルや増量で作ったものでは中身が違います。
エマヌエル・ナバレッテ
38勝31KO1敗 28歳
余裕で3階級を制覇し、強豪のバルデスも大差で下した。この階級ではサイズは普通だがリーチが異様に長く変則でとにかくやりにくい。相性が悪いとおもわれるスピード系、ディフェンスに長けた米国黒人とやってみて欲しい。そういうタイプ(シャクール系)にとってもやりにくいはずだ。
オーソドックスには強い。
オシャキー・フォスター
20勝11KO2敗 29歳
まだ新王者なので何もわからないが、レイ・バルガスに全て上回っていた。反射神経がよく見切るとパンチを食わない。
ジョー・コーディナ
16勝9KO 31歳
これまた、まだよくわからない新王者だが、尾川へのカウンターは100点、実力者のラヒモフにも総合力で少し上回った。結構まとまりがある。
ヘクター・ルイス・ガルシア
16勝10KO1敗 31歳
タンクに負けただけ。KOされるまでは技術で競っていた。総合力ではSフェザー級で安定している。
エドゥアルド・ヌニェス
24勝24KO1敗 26歳
全KO男はIBFの挑戦者決定戦に出るようだ。
力石政法
14勝9KO1敗 29歳
日本人なのに一番知らない。
長身でパンチがあるのが魅力。ナバレッテに挑む最初の日本人になれるかどうか。やったらナバレッテが小さくみえるのだろうか。尾川とサバイバルをやってみてはどうか?
アンドレス・コルテス
20勝11KO 26歳
アマでテオフィモ・ロペスに勝っていたりする大物。ジェネシス・セルバニアを初回で粉砕した時はやはり次元が違うと感じたが、その他試合では冴えない接戦も多い。相手レベルが高いだけだけど。
チャーリー・スアレス
15勝9KO 35歳
アマで活躍したフィリピンのベテラン。
ロマチェンコはじめ、大物とはほとんど戦っている。
エドゥアルド・エルナンデス
34勝31KO1敗 25歳
ついに世界戦か。最近は力強さの他に上手さも感じる。
しかしリスキーな戦い方をする。被弾しない選手ではない。
ナバレッテに続くメキシコの怪物になれるか。
ヘンリー・レブロン
18勝10KO 25歳
プエルトリコの期待のプロスペクト
このあたりのプエルトリカンはみんな期待外れに終わり、特にベルデホなんかは終身刑か死刑になってしまいそうだ。
負の連鎖を断ち切れるか。
エンジェル ダニエル ガルシア モリーナ
15勝12KO 21歳
まだ若く有望なメキシカン
ジャディエ・エレーラ
12勝10KO 20歳
このド派手に散ったのはハーモニット・デラトーレさんです。
アマの活躍を諦めてプロにきたかのキューバ組。
しかし拠点はアメリカではなくドバイとなっている。
アマではユースで堤麗斗に負けている。
堤麗斗は兄よりプロ向きだとおもうが、パリ五輪を目指すらしい。
スルタン・ザウルベック
15勝11KO 27歳
強そうな名前のカザフ人
日本人というかアジア的風貌
当然トップアマでピーター・マクグレイルに勝利などの記録がある。
アルバート・ベル
24勝7KO 30歳
プリンスと名乗っちゃうアメリカのテクニシャン。
やっぱりアメリカ国内レベルのトップアマ出身
アーチー・シャープ
23勝9KO 28歳
イギリスで無敗を維持している元アマチュア。コルディナあたりと国内対決ならあるかもしれない。
やはり、ナバレッテが際立っているでしょうか?
ずっと応援してきたエドゥアルド・エルナンデスに期待します。