引導を渡す男/ジャック・カテラルの執念

ジャック・カテラル
https://boxrec.com/en/box-pro/623843

かなり前からプロスペクトで、とてもいいサウスポーですが、Sライト級では小さい、パンチャーというほどでもないから世界は厳しいだろうなとおもっていました。

WBSSにも選ばれなかったし。

それが、もうベテランというほどの年齢とキャリアを重ねて、しぶとく生き残っています。というかついに世界王者になったのかな?

WBSSで優勝し、一時は栄華を極めた因縁のライバル、ジョシュ・テイラーには初戦で負けにされましたが、ほぼ勝利といえる内容でしたし再戦では大差をつけて決着をつけました。これが実質ジョシュ・テイラーの引導となりました。

ホルヘ・リナレスも最後にカテラルにきっちりと負け、引退になりました。

自身より地位も名声も上のレジス・プログレイスにも勝利しました。その後のプログレイスにはもう往年の力がありません。

このように、トップファイターを次々に下し、彼らに引導を渡し続けても、自身は世界王座にたどり着けず。

元世界王者を3タテしたのに挑戦者決定戦でアーノルド・バルボサJrに2-1のスプリット負け。
しかしこの試合は勝敗逆でもおかしくない接戦な上、ダウンをスリップとされてしまう不運でした。

33勝14KO2敗

ですが、実質全勝でもいい内容です。

そして、先日遂に悲願達成となりました。

WBA世界ウェルター級正規王座決定12回戦

実は私は相手のシャフラム・ギヤソフに注目していました。

ロンドン銀
世界選手権金

しかしウズベキスタンなのでなかなかチャンスがなく試合も多いとはいえず、コツコツ無敗のキャリアを伸ばしやっとここまで来ました。もうカテラルと同じく32歳になっていました。

私はずっとアメリカが主流のライト級~ミドル級あたり、アマチュアではそれより上の実績を誇るロシア圏のボクサーやキューバ選手などの台頭を願ってきました。本当に強いのは別にいると信じています。

それでもやはり、マッチメイク、プロモート、プロキャリアというのは難しく、無冠で終わるか短命が多いです。

ダニヤル・イエレウシノフ
ショージャホン・エルガシェフ
アレクサンダー・ベスプーチン
ラジャブ・ブタエフ
ジャニベク・アリムハヌリ(自滅)

などなど・・・もっといます。

ジャック・カテラルもシャフラム・ギヤソフも、恐らくSライト級くらいが適正でウェルターではちょっと迫力ないかもしれませんが、ここでもカテラルがダウンを奪って勝利してしまいました。

ギヤソフのキャリアは限りなく赤に近い黄色となってしまいました。

人気、知名度がないとキャリア構築が難しいのがボクシング界の常ですが、ここまでしぶとく大物食いをやってのけ、ついに悲願の世界王者となったジャック・カテラルを祝福したいとおもいます。

でも、王者はローランド・ロメロじゃなかったっけ?

ウェルター級もよくわかんなくなりました。
今、メチャクチャ強い不動の王者はいないんじゃないかな。

ライアン・ガルシア?

あれはちゃう。

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