1月下旬から2月下旬の間に対戦が合意間近だそうです。
この両者の戦いを個人的に楽しみにしておりました。ベテルビエフVSビボルも熱いけど、もうひとつのLヘビー級の頂上決戦です。
デビッド・ベナビデス
29勝24KO 27歳
身長188 リーチ189
自身の体重超過やコカインなどで何度かSミドル王座をはく奪されるもその都度取返し、カネロに敬遠されているのでLヘビー級に階級アップ、元王者のクヴォジクにも勝利し2階級王者になった無敗の巨神兵。
相撲取りのようなデブから減量し今の体格になったそうだが、フィジカルが強い。そして手打ちのような速射砲の連打、コンビネーションがエグイ。プロらしいノックアウト型のパンチャーだ。
デビッド・モレル
11勝9KO 26歳
身長185 リーチ199
ベナビデスより背は低いがリーチは10センチも長い。この男は評価が定まっていない。キャリアが少ないからだ。しかし個人的には数戦しただけで、カネロよりも上、P4Pのトップレベルに評価している。なぜかといえば支配的、圧倒的すぎるから。スピードが突出している。アグレッシブでKO率も高い。井上尚弥のようにモノが違う強さをみせているからだ。
しかし、数戦で王者になっちゃったから対戦相手のレベルはそれなりに高いとはいえ、未知数な部分もある。カネロやベナビデス級の猛者とは戦ったことが一度もない。無名の強豪たちばかりだから圧倒できているのか、超一流にも臆することなく全開で打ちまくれるのか、雑魚には圧勝、骨のある相手だと判定というわかりやすさもみせている。
私はかなり昔からデビッド・ベナビデスを評価しており、数戦だけでデビッド・モレルも評価しちゃってるが、ずっと見続けていて、ベナビデスにはパターンがあり単調で攻略の糸口があるのに対し、モレルは走攻守の整った無敵型にみえるので評価は逆転している。デビッド・モレルがKOは出来ないかもしれないが、ポイントでは圧倒してしまうと予想している。
ビボルが右の教科書ならモレルは左の教科書だ。一番速いかもしれない。
ただ、純粋なパワーはベテルビエフでありベナビデスだろう。
「柔能く剛を制す」だろうか
なにはともわれ、お金、話題、人気、プロであればそれが欲しいが、カネロ様に相手にされないならば、別の茨の道を選択する、相手を選ばない、今最強の相手と激突する、そんな2人の気概が好きなのだ。
国籍が違うのに同じデビッド。
日本ではさながら「たけし」みないな名前なのかな。