WBC王者ゴロフキンがカネロとの再戦など特別ルートなので、ナンバーワンコンテンダー、ジャモールとセンテノの暫定王座戦がセットされました。
ビッグマネーファイト、人気選手がいると特別措置をしてしまう各団体。
特に、WBCは最近評価ガタ落ちです。
自国選手、ネリを不可解な理由で庇ったせいで、薬物常習であったルイス・オルティスもお咎めなしにしました。リング誌ベルトなどはネリをランキングから除外しているほど厳格なのですが・・・(山中は未だリング誌ベルトの王者なのだ)
最高とはいえませんが、最近マニアではIBFやWBOの方が価値が高い気がします。
そして偏屈マニアとしては本当は
カネロVSジャーメル
ゴロフキンVSジャモール
というのが、最強目線でみたら観戦したい、実現すべき試合であります。
ジャモール・チャーロ
26勝20KO
アマチュア
65勝6敗
やっぱり確認したらミドル級のこちらが兄であるようです。けれど1分差だそうです・・・brotherという単語を兄とも弟とも訳せるので混乱してしまいます。そして彼はと続く。彼ってどっちが主語なんじゃい。
経歴のようなものがあまり探せなかったですが、既婚者。ジャーメルは独身レナードよりハーンズが好き、蛇と蚊が嫌い。今まで一番効いたのはオースティン・トラウトのバッティングだそうです。そして実は左右両効きでサウスポーも問題ないそうです。だから左右共に破壊的なのでしょう。
個人的にはジャーメルと双璧をなす、現役で最もシャープなKOアーティストです。あらゆる左右のシャープなパンチで印象的なノックダウンを奪います。GGGと対すると、体力、耐久力不安はあるが、最も危険な刺客です。
あまり書けないのはつまり今のところ文句のつけようがないパフォーマンスだという事。
ウーゴ・センテノJr
26勝14KO1敗
ウーゴ・バンクジョブ・センテノJr
アマチュア
90勝8敗
今はアル・ヘイモン傘下だが、多くの勧誘を断って父親と自宅ガレージで特訓してきたとう。国内タイトル多数。こういう選手が実に多いなぁ。ボクシングの王道のひとつか。カネロやGGGのスパーリングパートナーとして、特に背が高い選手対策として腕を磨いてきたそうです。
アマではセンテノの方が上かもしれません。
詳しくはわかりませんが、センテノを語る上ではずせないのが下記2試合
https://www.youtube.com/watch?v=65mxJJpcbB0
ポーランドの無敗ホープ、マシエ・スレッキに初負け
https://www.youtube.com/watch?v=x8IWzQGb1jc
キトロフを下したアリームを電撃KO
https://www.youtube.com/watch?v=1Hu-V5G2q1s&t=826s
ジュリアン・ウィリアムスとも戦っています。負傷NC
スレッキは未だ無敗のトップホープですが、先日、元王者のジャック・クルカイに辛勝しましたが、クルカイの勝ちという見方もある接戦だったようです。
それを考慮したり、ウィリアムス戦も分が悪かったみたいなので、やはりジャモールかなとおもってしまいますが、長身とアリーム戦の左の破壊力は大きな可能性を秘めています。あの距離、あの角度でこんな強烈な左を見たのはドネアVSダルチ①以来です。
暫定戦とはいえ、通常の世界戦以上に魅力的なマッチメイクです。大歓迎です。
極上のトップ選手同士の戦いですが、スピード、勢い、火力はどうしてもジャモールです。そういう爆発力をセンテノがどう抑え込むか、あるいは同じ火力で対抗するのか、ジャモールの稲妻のような勢いに飲み込まれるというのが負けパターンなので、対処次第でアップセットもあるだろう。
おまけ
マシエ・スレッキVSジャック・クルカイ
https://www.youtube.com/watch?v=R4eMbbCgcZw