けじめ/井上尚弥VSムロジョン・アフマダリエフ他

今日重大発表があるとのことでしたが、予定通りの試合が正式に決まっただけでした。

井上尚弥VSムロジョン・アフマダリエフ

アフマダリエフを「自分の中でも最大の強敵」と表現し、試合については「今回は判定決着でもいい。しっかり勝ち星を取りに行く強い気持ちで戦いたい」と明かし、「そういう時の井上尚弥が一番強いと思っている。そういうときこそ劇的なKOシーンが見られると思う」

と発言したそうだ。

過去2戦、ルイス・ネリ、ラモン・カルデナス戦のダウンを踏まえ、慎重に、完璧に試合を遂行するという意味だろう。つまりはスティーブン・フルトンと戦った時のようなスタイルだ。

それが正解だとおもいつつ、強いアフマダリエフとの決定的な差はスピードなので、ビリビリ緊張感のある試合をすれば、パヤノをノックアウトしたような一撃決着もあるようにおもう。アフマダリエフは実は打たれ強くはない。しんどいと顔に出るタイプだ。

興味深いのは、スパーリングパートナーにマーロン・タパレスを招聘するらしいこと。アフマダリエフVSタパレスは鏡のような似たもの同士の接戦であり、アフマダリエフはタパレスのスピードとパワーを警戒しすぎて遅れをとった。もっと速くて強い井上相手だと何も出来ないだろう。

それでも苦戦するようなら、32歳となる井上の陰り以外にありえない。

武居由樹VSクリスチャン・メディナ・ヒメネス

指名試合。クリスチャン・メディナ・ヒメネスは那須川天心のスパーリングパートナーで一番強かったらしく、直近の試合も圧勝しており、手ごわい挑戦者であることは間違いないが、西田凌佑に負けており、その西田の挑戦を受けて負けたエマニュエル・ロドリゲスが、メディナとはスパーリングパートナーで、俺とはレベルが違うと言っていたので実力の底は知れている。

最近のキャリアで才能が開花したかもしれないが、武居がどんなファイトをみせるかだ。

武居と天心だけ特別扱いで中谷のなの字も出てこない。バンタム最強は中谷潤人だ。

高田勇仁VS松本流星

お互いをよく知らない。
松本に至っては5戦目なのかな。

怖いのは直近の重岡銀次郎のケースだ。
プロアマ負けなしで頂点に駆け上がったが、刹那の花火で終わり、今深刻な状況となっている。

ペドロ・タドゥランというファイターは決して怪物王者ではない。このくらいのレベルの実力者との試合経験が足りていなかったのだとおもわざるを得ない。佐々木尽にも言えたこと。

己の実力を客観的に知り、その段階に見合ったキャリアを構築していかないと一寸先は闇なのがボクシングだ。

まぁ、日本王座決定戦とおもえばいい。

余談
フランシスコ・ロドリゲスJr ドーピングとのことです。
メキシカンとやる時は、これを警戒した方がよさそうです。
優等生っぽくみえたハイメ・ムンギアも、エディ・レイノソの下に弟子入りしたとたん陽性反応です。

エディ・レイノソのところはトレーニングの他に何かやっているとしか言えません。免許はく奪でよろしか。

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