そして翌28日はこの試合です。不利予想は変わりませんが決意と覚悟が十分に伝わる伊藤です。伊藤ほどの日本人スーパーフェザーが世界でどこまでやれるだろう。
しかしこの日のメインはマイキーVSイースターです。イースターの事より先の事を話すマイキーですが、大丈夫でしょうか。
伊藤雅雪VSクリストファー・ディアス
[st-card id=26700 ] [st-card id=25115 ]映像等も過去記事に譲ります。
もう書き足すことはありませんが、その後、大竹の海外世界戦も決まりました。
アウェーでの世界戦に限って、判定タイプの日本人が多く、そこが厳しいと書きました。そして相手はKOタイプです。
伊藤に足りないのもまさにそこで、簡単に打たせるタイプではないですが、パワー型ともいえません。日本ではそのハンサムフェイスと重なって、スマートな判定勝利型の印象があります。そんな伊藤も今回ばかりは覚悟が決まっているようで、海外でスパーをバンバンこなしているようです。
伊藤
「1ラウンドから12ラウンドまで全部獲るんだ、という気持ちでやれと激励されています。でも判定でなくてKO勝負。すべて獲りながらその中で倒さなくてはいけないと思っているんで。痛めつけて中盤から終盤に倒すイメージを持っています。相手がイヤ倒れするような……
しっかりベルトを持ち帰ります。それがマストの状況です。そういう快挙を成し遂げたいからボクシングを始めたので。クリストファー・ディアスをぶっ倒します。ロマチェンコの後は伊藤雅雪です!」伊藤は特訓の最大の課題にインサイドの攻防をあげた。
この気持ちが試合に出るといいですね。
いつだか行われたこの試合
[st-card id=10797 ]石田は日本で無敗でしたし体格もよく、パンチを出せばヤファイがたじろぐシーンもありましたが、こんな大きな舞台で何をしに来たのかというくらい手が出ずポイントをズルズルと失ってしまいました。手を出すヤファイも策がなくなり、疲労し、たまに食う石田のパンチも効いてダメージではどっちが上かわからないようなもので、実にもったいない試合でした。
今までの伊藤にもこんな姿が被るところがあるので、コメント通りに全部取る、どこかで倒すイメージでガンガン勝負して欲しいです。見た感じ、強打者で好戦的なディアスの死角が接近戦であると分析し、それを対策するのもいいです。
派手に強くみえるディアスですが、伊藤が過去最強の相手だろうし、逃げ腰の相手に勝ってきただけかもしれません。自信があるのかパンチは大振り気味でもあります。左右フックがムチのようにひっぱたくような軌道でボンボン出るのが特徴です。
結局、技術の裏付けは必要ですが、相手の攻撃に怯んだ方が負けるでしょう。
石田のような玉砕の覚悟、勝つ気持ちが伝わらない試合よりは、内藤のように34秒で散ってもガンガン攻めた試合の方が気持ちがいいものです。WOWOWで生中継もあるようなので、今月はこの試合に注目し全力で伊藤を応援しよう。