ランセス・バルテレミVSアントニオ・デマルコ

お互いSライト級での戦いです。
Sフェザー王座戴冠のわずか一試合で(ノ―コンテストになってしまったが)階級最強じゃないか?三浦、内山にとり脅威と感じたバルテレミですが、とっとと階級を上げてしまいました。
2階級上げても180センチリーチ185センチの体格は十分ですが。

アマチュア王者だったヤン・バルテレミの弟でボクシングファミリーだったようですが
アマチュア200戦でキューバのジュニアチャンピオンだったくらいしか詳細がわからないですが
兄よりプロ向き、懐深く左が多彩な選手です。

対するデマルコはもう後がなさそうです。
こちらも178センチの長身でバレロ相手に9ラウンドまで粘った
リナレスを粘りの逆転で破り王座についたもののブローナーに圧倒され、直近ではジェシー・バルガスにユナニマス負け。
メキシカンらしくタフでしぶとい選手だがスピードに欠け、パワーも並か。

これはいいサバイバルマッチです。

バルテレミは22勝13KOとKO率は56%、パンチは強く多彩で左が自在な割にKO率が高くないのは無理してKOを狙わない、相手次第で安全運転にシフトするところがあり、キューバ人らしく何を考えているのかわかりにくい。
ギャッギャッといいながら出すパンチはKO率以上に強そうだ。
左利きのオースドックスかというくらい左が多い。スイッチもみせる。

まとまりはあるがどこかセレスティーノ・カバジェロみたいなひっぱたきパンチが多く身体がしなる。
ジャブが強いがその他のパンチはストレートよりアッパーやフックが多い。
前戦は階級でもとびきり大きな選手を圧倒した。

この試合はライト級でやってきたデマルコの底力を期待したいが、ファイトもボックスもできるバルテレミ優位は動かないだろう。

ただこの階級はマティセ、プロボドニコフに代表されるスラッガーの宝庫、テレンス・クロフォードなども参戦してきた最激戦区だ。
その中でバルテレミがどこまでいけるかはまだ未知数だ。

常に自身満々に戦うバルテレミだが、こういう選手は一発いいのを食ったら脆いとおもうが逆転負け、事故的負けしかしないんじゃないかといえるほど難敵にみえる。

一番やばい奴がとっとと階級上げちゃって、内山も三浦もラッキーだが、Sフェザーの男がどこまで通用するか見届けたい。
実は個人的に気になる、お気に入り選手だ。

個人的には

クロフォードに匹敵するほどの逸材だとおもう。
粟生がやったベルトランあたりには余裕で勝つのでは?

ファイトスタイルは熱いが、人気が出そうな立場ではなく、実に厄介な存在です。

[youtube]https://youtu.be/U6eW3jhoRts[/youtube]

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