本日無観客で試合が行われる。
田中恒成に美しく勝ってWBO王者としての風格を示した井岡も32歳、それでもロマゴンもエストラーダも相思相愛で遠い存在。
ならばここに勝って次はIBF王者のジェルウィン・アンカハスとの統一戦を狙うという。勇ましい。アンカハスが一番パワフル、年齢を考えると難敵であるとおもう。
しかし、指名挑戦者のロドリゲスは簡単な相手ではなさそうだ。高山に勝ってミニマム級を統一したのはもう7年前。それから階級を上げながら、ドニー・ニエテスとモイセス・フェンテスに敗れるもその後15連勝でKO率も高い。まだ28歳で今がピークといえるかもしれない。
技術では井岡に分があるが、タフネスや精神力は相当だ。元々、エストラーダに挑戦する話もあった。エストラーダに似たゾンビなところ、決して諦めないファイターだ。
こういう若いのに息の長いメキシカンには叩き上げの強さがあり、田中より手ごわい可能性もある。少しホルヘ・アルセ的な粘りを感じるメキシカンだ。少なくとも、井岡のパワーは経験済みで、普通に受け止めるだろう。
井岡の判定勝利を支持するが番狂わせもありえる。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
井岡 | 9 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 115 |
ロドリゲス | 10 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 113 |
ブラジルのロドリゲスとか、ジェイビエール・シントリンとか
無知なメディアの虚しき解説をスルーして集中
昨晩は仕事しながらの観戦だったのでラウンド毎の詳細は書けず。
観戦した他の人はロドリゲス勝利を推していましたが、地元でこの内容なら井岡の勝利ですよと予言して、結果その通りでした。
これがメキシコだったら結果は逆だったかもしれません。
そのくらい拮抗していた、引き分けが妥当な内容でした。
敵地挑戦で、このくらい拮抗した内容であれば王座は奪いきれない
というのが正直なところか。
井岡はSフライに上げて、相手のパワー、フィジカルに対処するために、距離をとる、足を使うのではなく、ブロックや相手の身体に身を預けてリターンを狙うスタイルに変えてきましたが、相手次第で使い分ける必要がありそうです。ロドリゲスには、ミドルレンジ、フットワーク、ジャブが有効だったようにおもえますが、クリンチの多い接近戦が多かったようにおもいます。
次のターゲット、ジェルウィン・アンカハスはもっとパワフルでフィジカルが強いので、井岡のいい面も引き出せると同時に制圧されてしまう可能性もあります。
夢の実現に向けて前進していただきたい。