マニアには休む暇なく、週末はフェザー級2団体の世界戦があります。いよいよ日本の阿部麗也がルイス・アルベルト・ロペスに挑みます。
しかしこの日のメインはWBAの決定戦です。
個人的にはより速いレイモンド・フォードかなとおもっていますが、どっちが勝つかはわかりません。あくまで映像を観た限りの印象ですとこの2人は王座決定戦としてハイレベルで勝者はフェザー級を牽引していく王者になりそうな予感がします。そして明らかに将来の転級を期待されている井上尚弥よりデカいです。
フェザー級やSフェザーで再起といわれる、スティーブン・フルトンやネリに勝ち、フルトンとも互角だったブランドン・フィゲロアのその後の活躍も気になります。彼らはフェザー級でも強者といえるのだろうか?
そしてバンタム級には、怪物ならぬ、怪獣ともいわれる中谷潤人がいます。骨格はフェザー級超です。
5月にはエマニュエル・ロドリゲスVS西田凌佑があります。ロドリゲスは上手いが、はっきりしない面があります。ちなみに西田が挑戦権を手に入れたクリスチャン・メディナの事はロドリゲスはよく知っているそうです。最近はメキシコで練習しているようで、メディナと俺ではレベルが違うと言っていました。
ここでも書いたように
バンタム級の有望な日本人がたくさんおり、彼らだけでトーナメントするくらいでなきゃ、みんながみんな世界挑戦出来ないよと言えるほどですが、ではその他ランカーでやばそうなのはといえば
デビッド・クエジャル メキシコ 22歳
26勝17KO
レイマート・ガバリョ フィリピン 27歳
27勝22KO1敗
くらいでした。ランキングを見渡した限りは。
ガバリョ、再起戦はPhai Pharobというかなり戦績のいいタイ人が相手ですが、開始35秒でKO勝利、やっぱり強いですよね。
このへんに勝ったら説得力が増すのではないでしょうか。
何が言いたいかといえば
上には大きくて強いフォードやホルマトフのような王者が
下には中谷潤人やもし勝ち抜いていけば那須川天心のような大人気のスターが
Sバンタム級の井上尚弥の前途も整いつつあるな、ということです。
いずれも、知名度もキャリアも劣る選手たちですが、勝る相手がいないのだから仕方がない。
今は目の前の試合をなるべく多く戦ってくれるだけで満足ですが、やはり井上尚弥の未知なる試練となるのはフォードやホルマトフのような大きくて強いフェザー級か中谷潤人みたいな怪物で、ルイス・ネリでもサム・グッドマンでもないだろうな
という事です。
Sバンタムはすでに整っちゃってますね。
ルイス・ネリが過去最強の相手だと煽っている人がたくさんいますし、悔恨や因縁をおもうとそうなんですが、個人的にはすごいコンディションを作ってきたマーロン・タパレスより強いサウスポーとはおもっていません。
締まりのない記事になりましたが、まずは週末の
ルイス・アルベルト・ロペスVS阿部麗也
オタベク・ホルマトフVSレイモンド・フォード
に注目しましょう。