ウェルター級の壁/デビッド・アバネシャンVSオスカリ・メッツ他

ウェルター級の頂は本当に険しいな。

デビッド・アバネシャンVSオスカリ・メッツ

デビッド・アバネシャンはかつて、シェーン・モズリーに勝って世界王者になったと記憶しているがその後ラモン・ピーターソンやエギディウス・カバリャウスカスに敗れ、ロシア人でありながらヨーロッパを転戦する登竜門的存在に堕ちていった感じだった。

その後無敗のカーマン・リジャラガに連勝、英国ホープのジョシュ・ケリーに初黒星をなすりつけ。今ではかなり獰猛で手の付けられない強さを発揮しはじめている。

いずれも、世界戦に弾みをつけたい無敗ホープの通過点的試合に嚙みついた。今回もフィンランドの無敗ホープが相手で悪くない選手だが、初回で片づけてみせた。

決して上手いファイターではないが、左右関係なく、変則で荒々しくて狂犬のごときやりにくさと凶暴さをみせている。ここまでの結果をみせている限り、再びの世界戦をみてみたい。

世界王者はもちろん

バージル・オルティスやジャロン・エニスなど、世界王者を約束されたトップクラスのエリートにこそ、こういう猛者は壁となって存在する。

アレクシス・ロチャVSブレア・コブス

共にアメリカのプロスペクトだが、コブスは人気者で、スターにしたいムードに溢れていたが、実力でロチャが勝ち抜いた。

かなり力強くハイレベルなファイトをするロチャだが過去に1敗しており、その相手は未だ世界戦に恵まれないラシディ・エリスだった。

ウェルター級の頂は本当に険しいな。

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