フィラデルフィアのブギーマンになれ/小原佳太VSクドラティロ・アブドゥカホロフ

今月(3月)も終わり、あっという間です。新元号もそろそろか・・・けれど最後まで見逃さないでください。3月30日(日本時間31日)は日本の小原がフィラデルフィアで大勝負に挑みます。世界戦じゃないけど挑むという言葉が相応しいだろう。対戦相手のアブドゥカホロフは先しかみていない感じです。環境、待遇、期待値も高そうです。しかし我らは期待している、小原の挫折からの克服、奮闘に・・・

ロマチェンコと一緒かよ・・・

クドラティロ・アブドゥカホロフは3月30日、フィラデルフィアの2300アリーナで日本の小原佳太と対戦する。オレクサンドル・グヴォジクVSドゥドゥ・ヌグンブのアンダーカードに組まれている。この試合はIBF王者エロール・スペンスJr挑戦のエリミネーターだ。

これはアブドゥカホロフにとりキャリア最大のステップとなる試合であり、米国デビュー戦でもある。

アブドゥカホロフ(15勝9KO)
「小原を倒します。彼はいいファイターだが世界挑戦のためにはクリアしなければならない。小原はキャリアがありパンチもあるが、小原には私は強すぎるでしょう。楽しみにしていてください。」

長年にわたり、フィラデルフィアはアメリカでもボクシング人気が高い都市です。その豊かな歴史がアブドゥカホロフのモチベーションを一層掻き立てる。

アブドゥカホロフ
「バーナード・ホプキンス、ジョー・フレージャー、そしてもちろんロッキー(バルボア)などの本拠地がここフィラデルフィアです。そんな聖地で戦うことができて本当に名誉なことです。これは私をアピールする大きなチャンスです。世界王者になる夢を叶える、その目標に近づいているのを感じます。」

そのためにはアブドゥカホロフは小原(20勝18KO3敗1分)に勝たねばならない。32歳の日本の小原は2016年9月に時のIBFスーパーライト級王者エドゥアルド・トロヤノフスキーに挑戦するも2回KOで敗れた。小原はその後ウェルター級に階級を上げた。

「The Punisher」アブドゥカホロフは2015年にプロデビューする前は200戦ほどのアマチュアキャリアがあり、4回国内王者に輝いている。プロ転向後は全勝をキープし世界5位につけている。

無敵の王者エロール・スペンスとの戦いを避ける選手も多い中、アブドゥカホロフ陣営は挑戦を厭わない。

アブドゥカホロフ陣営
「エロール・スペンスと戦いたい。ベストと戦うことこそボクシングだ。しかしまずは小原をクリアしなければならない。どうしてよりによってエロール・スペンスなんだ、勝てっこないとみんな言うけれど、誰だって殴って殴られるんだ。スペンスがブギーマン(怪物)というのならこちらもブギーマンを送り込むだけさ。」

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アブドゥカホロフの印象は頑丈、屈強、でもそんなに上手さは感じない。正面からの打ち合いに強いタイプなのだろう。アマでの階級を知らないが、周辺にエルガシェフやギヤソフ、マドリモフら世界的名選手がいるウズベキスタンでどうして4度も国内王者になれたのだろう?Aクラス、Bクラスのようなものでもあるのかな?

しかしそれだけ強いということなのだろう。

映像で相手を分析してもリングに上がってみないとわからない事だらけ。アブドゥカホロフにパンチが当たらない、小原の強打が通用しないことはないだろう。警戒すべきはやはりフィジカル、パワーなので、中途半端に低いガードや緩いブロック、ロープ際での攻防、スウェーなど、ディフェンス面で大いに注意が必要だ。プレッシャーをどうコントロールするかだろう。しかし結局は根性勝負、決定力ある小原の渾身のパンチをぶち込んでぶっ倒すのが潔い。

ブギーマンにはブギーマンで行くべきか・・・
最後まで立っていられるような相手ではなさそう
容易に捌ける相手でもなさそうだ。

でも意外と単調なファイターかもしれない。
井上岳志のフィジカルと小原の技術とパワー・・・
少しの変化、対処でなんとかなりそうな気も・・・

フィラデルフィア、小原にとってもアピールのチャンスだ。
悔いなく戦おう。

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