悪魔が戻ってきた。栄光への渇望は最初から何も変わらない。
ギジェルモ・リゴンドー(20勝1敗、13KO)はリングへの復帰を熱望している。WBAのバンタム級レギュラー王者は、関係者がいつ試合を組んでもいいように準備を続けている。
11月か12月の日程での復帰を望んでいる。
その日程では彼が望むハイレベルな相手は難しいかもしれないが、リゴンドーはコロナウイルスのパンデミックがすべてに影響を与えていることを知っており、2021年に自身のキャリアの最終章を迎えた今、彼の遺産を増やすことができるような優れた対戦相手と戦えることを願っている。
リゴンドーは今年2月、リボリオ・ソリスに12ラウンドの判定勝ちを収め、空位のWBA レギュラー王座を獲得した。
リゴンドー
「すぐにでも復帰したい。何かがやっと動いたようだ。11月か12月かわからないけど、2020年末までには戦えると確信している。多くの人が私のリング復帰を待っていると思うが、信じてくれ、私以上に戦いたいと思っている人はいない。私のことはよく知っているだろうし、ジムで生活していることも知っているだろう。試合があろうがなかろうが、トレーニングは日課の一部だ。マイアミのジムでランニングや何かをしていない日はない。私の人生はトレーニングだ。
観客がいないと退屈だが、すべてが良くなって ボクシングの生中継を見られるようになるのを願いながら、できる限りの仕事をするべきだ。前にも言ったけど、家の庭でも戦うつもりさ。
バンタム級はかなり良い状況だが、問題はバンタム級で誰が私と戦いたいかだ。それが大きな未知数だが、対戦相手が現れてくれることを願っている。ファンが気になるのは、相手が私と戦うことをどう思っているかだ。
悪魔が戻ってきた。
言われた時と場所で戦う準備はできているし、私は誰にも止められない。栄光への渇望は最初から何も変わらない。」
寡黙なリゴンドーもなかなか深いことを言う。
リゴンドーはPBCだから、ジョン・リエル・カシメロか、バンタムに未だ未練を残すルイス・ネリーか、レイマート・ガバリョのチャレンジマッチか。PBCであればSバンタム級の方が選手は豊富だが、誰もこのレジェンドと戦いたくないのだろう。
井上尚弥は・・・世間が待望しない限り実現は困難だろう。IBFの指名挑戦者、マイケル・ダスマリナスもいる。
9月30日で40歳になったリゴンドーは、最後の栄光を求め彷徨っている。
フリオ・セハとは大胆に打ち合い打ち勝ったものの危ない被弾をした。
リボリオ・ソリスにも打ち合いを仕掛け、反撃されると安全運転に切り替えた。
自分は年寄りで脆い、もう落ち目ですから誰か戦いましょうと自ら劣化をアピールしているかのような戦い方をしている。
本当は井上尚弥と一番戦いたいんだろうな
次は一度勝っているドネアかな
もっと得れるはずだったお金と名誉、それだけのために毎日トレーニングを続けている。
祖国を捨て、家族を残し、キューバから亡命した男は渇望している。
こうして、史上最高峰ともいえるキューバの傑作は誰にも見向きもされず、消えていくのだろうか。