西田の快挙には驚かされましたが、強い王者に打ち勝っての戴冠で文句のつけようがありません。これでバンタム級は日本人がベルトを3本独占、明日は武居の挑戦もあります。さらに人気ナンバーワンの那須川はじめ、プロスペクトの多い階級、日本人対決どんどんやっちゃいましょう。
そして今日はメキシカン対決です。世界的にはこちらの方が盛り上がっている、規模の大きな試合だとおもいます。
関係ないけどネリは計量パスしたのかな?
カネロ・アルバレスVSハイメ・ムンギア
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
カネロ | 9 | 9 | 9 | 10 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 9 | 10 | 113 |
ムンギア | 10 | 10 | 10 | 8 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 9 | 10 | 9 | 114 |
ムンギアがいつものようにバリバリに積極的だったら期待できる。この男の魅力は正直にアグレッシブなところだ。萎縮していたらやられるだろう。
1R
ムンギアがジャブを出していく。
パンチの重さはカネロにありそう。
初回からムンギアが結構打ち込んでいく。
ムンギアにカネロに対する萎縮はなさそうだ。
2R
ムンギアの積極性がいいが
重さはカネロにあり。一発カネロの右が入りムンギアのけぞった。
カネロかなとおもったが後全体的にはムンギアの方がいい。
でもカネロは頑丈そう。
3R
パワー関係がわからないがカネロにとってはかなり強敵そうなムンギア。
ムンギアの方が手数が多く速い。そしてジャブがある。
しかしカネロにとってもやりにくいタイプではないので
打ち合い上等でパワーパンチを打ってくる。
終盤はムンギアがカネロにパンチをまとめる。
これが効かないのがカネロ
4R
頑丈なカネロにはKOで勝てないか
KOしそうなほどムンギアがいいが
カネロはコーナーで座りもしない。
ムンギアのコンビネーションとカネロの一発の争い。
お互いのすごい右が当たるも両者スリッピング
カネロのアッパーでムンギアダウン
これは効いた。
それでも立ったムンギアは若い。
カネロの頑丈さとパワーが異次元
とにかくカネロが頑丈でパワフルすぎる
それ以外はムンギアもいいのだが。
5R
ムンギアのダメージが心配だが
スピードと手数で挽回していくしかないだろう。
すごい右を当ててもスリッピングで効かない。
難しいけどボディで鈍らせるしかないか。
インファイトしすぎないようにするか。
ムンギアのパンチは結構当たってるがカネロが効かない。
カネロのパンチは効く。
ポイントはムンギアだがダメージもムンギアか
6R
あのダウンからよく回復しているムンギア
しかし会場はカネロリード
カネロの一発でムンギアはかなり効く。
カネロは効かない。
一発の効果が高いカネロ
7R
ムンギアいいんだがカネロを効かせられない。
カネロは逆に一発入るとかなり効果的
ムンギアは少し距離をとった方がいいかもしれない。
ムンギアが攻勢を仕掛けるも、反撃するカネロのパンチの方が効果的。
8R
かなり白熱のいい試合
ムンギアの攻勢かカネロの威力か
残念ながら会場はかなりカネロ優勢
破壊力と耐久力のカネロ
手数と攻勢のムンギア
ムンギアコンビネーションで見せ場を作る。
しかしカネロに効いた様子はない。
見せ場はムンギア
効果はカネロ
効いているのはムンギアだろうなぁ。
9R
一発のヒットでムンギアがダウンしそうだが
ムンギアが攻勢で魅せる。
カネロに効いたようすはないが、スタミナはきつくなってくるだろう。
ムンギア攻勢のあとのカネロの反撃が重い。
しかしムンギアが手を出し続けた。
カネロのスタミナを削ることがムンギアの勝機だ。
10R
ここから全部取ればムンギア勝てるとおもうが
会場は88-82でカネロ
そうかなぁ。
この回はコンパクトな重厚さでカネロが上回った。
カネロのスタミナを削りたいがムンギアも疲れた。
11R
会場は明確にとらないと全部カネロに傾く。
98-91でカネロだって
そんな一方的にはみえないが
重いパンチはカネロだが、ヒット数はムンギアだとおもう。
LAST
個人的にはポイントはややムンギアだとおもうが
会場の採点やムードではカネロ圧勝の流れなのかな
カネロは攻勢は許した、手を焼いたとおもうが頑丈だった。
ムンギアはダウンの印象が悪かったか。
あっという間の12ラウンドだった。
最後は重厚さと正確さでカネロ
中差か大差でカネロなんだろう。
117-110
116-111
115-112
カネロ
マリオ・バリオスVSファビアン・マイダナ
マイダナの弟がここまで来ていたとは知らなかったが2敗してるらしい。バリオスはウガス戦でかなりの成長を感じたのでバリオス有利だろう。大きいけどウェルターのパワーが本物かどうかだ。マイダナの1敗は内山に負けたハイデル・パーラ。過去をみるとハイデル・パーラに勝っているリオ金のファズリディン・ガイブナザロフにエイマンタス・スタニオニスに僅差で負けたラジャブ・ブタエフが3回で勝っている。ブタエフさんまだやってるのね。マイダナには厳しいレベルだとおもわれる。
両者慎重、様子見もマイダナには打開策がないような。
3回、バリオスの右でマイダナダウン
両者慎重ながらもマイダナは何も出来ない。
実力差がありそう。
慎重で手堅いファイトをするバリオスだが、マイダナのジャブで右目が腫れているかな。マイダナは顔面はキレイ。捨て身の攻撃が必要だ。これがスタニオニスだったら激しい打ち合いになるだろうな。優勢のバリオスの右目が塞がっている。マイダナは兄と違い、いいタイミングとパンチを持っているが消極的。
ずっと同じ展開で終了
マイダナはアマチュアエリートだったらしく、ディフェンスとタイミングとパワーはよかったとおもうが終始消極的でこれでは勝てないだろう。
バリオスはずっと慎重さを貫いた。インパクトは弱い。
118-111×3
バリオス
ブランドン・フィゲロアVSジェシー・マグダレノ
マグダレノは32歳、老け込む歳ではないが彼のコンディション、気持ち次第だろう。ドネアを下して王者になったものの、ドグボエとフォードに敗北。フォードに負けは仕方がないが、打たれるとやや弱気になるところがある。身長163センチと小さいのにウェイトオーバーらしく、やや過去の人状態。
フィゲロアは27歳と若く、大柄で有望な選手だが、打たれまくる試合をするので心身のダメージが心配だ。
試合前予想としては、ゾンビなフィゲロアの根性勝ちだろう。
中間距離では自然にスイッチするフィゲロアが様子見。マグダレノは初回からバッティングで流血。しかしフィゲロアが様子見だと技術戦では負けていない。
サウスポーでフィゲロアが徐々に前に出ていく。
それを捌いてシャープなパンチを当てていくマグダレノだが、この程度だとフィゲロアの圧力は止まらない。
フィゲロアが仕掛けていくも精度が悪く、マグダレノの方がクリーンヒットは上にみえるが応戦しているだけ。マグダレノはかなり太い。計量失格ながらかなり体重戻したんだろうな。精度が悪いままフィゲロアがスタミナで追い込んでいきそうな序盤。
頭をつけた肉弾戦ではマグダレノのアッパーの方が有効にみえるが、フィゲロアはなんでもないように押し込んでいくからなぁ。
4回、フィゲロアの押し込みの中からのボディでマグダレノダウンもこれは明らかなローブロー。
フィゲロアが悪いがマグダレノも減量失格で太いからよりボディが効くのだろう。かなり苦しそうで、続行してもボディに沈むか。現地のポイントでは精度のマグダレノがリード。しかしこのくらいだとフィゲロアの執拗さは止められない。
執拗なフィゲロアの攻撃を捌くマグダレノという展開も、ヒットはマグダレノか、採点が難しい。ポイントはわからないが、フィゲロアはなんともなさそうでマグダレノは苦しそう。
9回の終了と同時にフィゲロアの左レバーブローが炸裂でマグダレノ立てず。
このパンチはローブローではなく完璧にヒット。
やはり肉弾戦からのボディで決着。
バッティング、ローブローありの肉弾戦からのフィゲロア勝利は定石通り
ポイントではマグダレノも拮抗していたが、これがフィゲロアなのだ。下がりっぱなしでは勝てない。
エイマンタス・スタニオニスVSガブリエル・マエストレ
スタニオニスの方がパワーがあり積極的だがマエストレの方が巧い感じ。マエストレは元々、かなりのアマチュアで、3戦目くらいで暫定王者になったことがある。その後、ウクライナのタラス・シェレステュクと引き分け、デボン・アレクサンダーに勝ったりで今回のチャンスを得た。
しかし時代は若いスタニオニスの方か。
スタニオニスのパンチが重いがマエストレはスリッピングで衝撃を逃がすのが巧い。
マエストレはマエストロのようなテクニシャン。
こういう相手にはボディが有効だがややヘッドハンターになっている。
ポイントでは若くアグレッシブなスタニオニスが優勢だろうが、細かな技術でマエストレが巧く、この人のキャリアの方が気になる。もう37歳なんだな。巧い。
西田(スタニオニス)マエストレ(ロドリゲス)みたいな試合なのかな。
互角だったしラストはスタニオニスがスリップダウンしたが、手数でスタニオニスだろう。
スタニオニスはバージル・オルティスにそっくりなド正直なファイターだ。
スタニオニス
117
118
119
事前アンケートではカネロ有利もムンギアもかなり期待されているようです。ムンギアが偉大な先輩に臆することなく伸び伸び戦えれば新旧交代も期待できます。