サタデーナイトにはこの試合もありました。注目です。
これ、兄貴になっちゃってますね。
これがラッセル家の悲哀です。
アルバート・プエジョ
22勝10KO
M字はげかかってますがまだ29歳で長身のサウスポーといっても175センチは普通か。長身にみえるサウスポーだ。ドミニカンというのは才能だけはキューバに負けないくらいのものがあり、プエジョもご多分に漏れず、ランカーの頃から素晴らしい才能だなとおもってました。決定戦だかで王者になりましたが、ドーピングにひっかかりはく奪、再浮上を狙います。
ゲイリー・アントゥアン・ラッセル
17勝全KO
こっちは身長178センチとあるが本当かな、プエジョの方が背が高くみえる。兄貴と違い全KOのパーフェクトレコードだが、スタイルは兄貴と同じ。とにかく速い、パンチの回転力が半端なく風車のよう。だから一発が強いパワーパンチャー型では決してない。
アントワンのスピードに対応しきれなくてみんなTKOで負ける。
五輪で不可解な判定でメダルをとれなかったが、金メダルの男よりも強かった。
P4P最強レベルにいるジャロン・エニスがなぜかアントワンだけには3回も勝てなかった。エニスのアマチュアの敗北はアントワンだけ。(たぶん)
そうした実績をしても、この男こそSライト級最強、無冠の帝王だとおもっているが、ラッセル家流の伝統はキャリアも人気もパッとしない。
ここまで全勝だが、相手はやや過去の人だ。
プエジョこそ、今が全盛期といえる、才能やセンスでは侮れない相手だ。
この試合はWBCの暫定王座戦らしい。正規王者は一応デビン・ヘイニーになっているが、どうなんだろう?
アメリカの人気者やマティアスなどのツワモノが王座に君臨する激戦区だが、案外不人気の彼らの方が上かもしれない。
私は今でもフェザー級最強はゲイリー・ラッセルJrだとおもってますし、井上にとっての脅威も彼でしょう。しかしラッセル家の家長(親父)が死んじゃって、今はもう弟を支えるトレーナーでしょうか?
プエジョは強いけどアントワンの風車が凌駕すると予想します。