過去最強の相手とはおもわないが、規模と注目度は過去最高か。ネリの因縁、強気な発言、本来のアグレッシブなスタイルはKO決着を予感させる。井上には容赦なく不動心で臨んでもらいたい。
井上尚弥 vs ルイス・ネリ
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | R | |
井上 | 8 | 10 | 10 | 10 | 10 | 48 |
ネリ | 10 | 8 | 9 | 9 | 8 | 44 |
まさか、全部判定な煮え切らない展開
エマロドやモロニーがコロコロ負けて、10戦未満の選手が王者になってしまう。時代は変わった。
まぁ、これで日本人が日本人に挑む、やりやすくなった。
この試合だけは、前座とはわけが違うすごいものになるだろう。
今日の井上はたぶん「怒」モードですぞ
ネリはある意味開き直っているから勇敢に立ち向かって来るだろう。
フルトンもそうでしたが、ネリの方が井上より若いです。見た目じゃわからないくらい井上はかっこいいですが。
1R
初回からアクションがありそう
初回から井上が力んで大振り
それに応戦するネリも力んで左フックが当たり
なんと井上ダウンの立ち上がり
井上は初回で威圧、KOしたくてイキっていたようだ。
ダウンしても効かないのは日ごろの練習の賜物だろう。
2R
まさかの初回で膠着も、左フックで井上がダウンを奪い返す。
こっちの方が効いたダウンか
3R
井上のスピードとパワーを感じてネリが前に出てこない。
中間距離で慎重策
ネリは柔らかいが、井上の方が速く鋭くいいパンチを見舞う。
ガードの上からでも効きそうな破壊力。
井上は初回のダメージ、あるいはショックは直ったか
4R
井上は焦ることなく3回の戦い方でいいだろう。
ネリは狙っているがワンテンポ遅い。
井上が挑発して遊んでいる。やっぱり平常心ではないのかな。
もうちょっとネリに攻めて欲しいのかな。
ネリは大人の対応だが、やはりボディやフックでジワジワ効かされている。
5R
もう初回のネリだけで十分だ
そろそろ動くだろう。
ネリがスウェーして流すも井上の右が当たりよろめく。
中間距離では井上のスピードとキレに晒されるのでネリが前に出てくるも
井上の強いパンチが当たりそう。
やはり井上の高速左フックでネリダウン。
もう決着するぞ
ネリは意地で粘るがもうボコボコ状態で万策尽きた感じ
6回
ネリにわざと打たせておいてからの怒りの右で
ネリはグニャリと弾かれるようにダウン
右アッパーからの右ショートでとても小さなパンチなのに威力が強烈すぎ。
終わり
ネリの倒れ方からして
パンチのスピードと瞬間威力がヤバすぎる。
大谷の打球速度が異次元
と同じで、コンパクトなのに吹っ飛ぶようなダウンになる。
フィゲロアのボディで悶絶しただけで顔面で倒れたことのないネリが3度とも、顔面にパンチを受け、弾かれたようにコロコロと倒れてしまう。フィニッシュは首さえグニャリとへたれてしまった。
フィニッシュの右は誰もかわせない。
なんだありゃ?
はっきりいって
井上は遊びながら、KOを狙って勝った。
初回に終わらせようとしていた。
実力差があった。
しかし初回のダウンがあったから
これでも井上の評価は下がり
ネリの評価は上がっただろう。
井上からダウンを奪った男としての勲章を残した。
しかしネリはボクシングを続けるのだろうか。
絶対勝てない男を目の当たりにして。
グッドマンと次戦を約束してましたが、アフマダリエフはフェザー級に転向か
ジェイソン・モロニー vs 武居由樹
これはわからない。武居がわからない。モロニー相手でも、いつもの一打必殺スタイルで戦うのかな。そしてモロニーはどういうスタイルで戦うのか、たぶんゴリゴリファイターっぽく来るとおもうけど。モロニーに接近されたら武居は対処できるのだろうか。
ここまでやや煮え切らない判定試合が続いているが、これは極端な試合、変な試合になる可能性もある。しかしモロニーはなんだかんだいっても接戦の判定が多いタイプだ。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
モロニー | 9 | 9 | 9 | 9 | 9 | 10 | 9 | 10 | 9 | 9 | 9 | 10 | 111 |
武居 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 9 | 10 | 9 | 10 | 10 | 10 | 9 | 116 |
武居が堂々と積極的も左ボディはローブロー気味
モロニーはまだ距離感を図っている。初回は武居だろう。
またローブローで減点。しかしまだモロニー何もできてない。武居の強打にビビッてしまったかも。武居のボディ、強打を警戒し、モロニーが何もできていない。モロニーが少し出てくるが武居のパワーに怯む。モロニーがまだ迷っているようで、戦術がよくわからない。接近戦をしないとダメだとおもうが。
モロニーが戦い方を変えてきて前に出てきた。武居にはこの戦い方じゃないと勝ち目がない。
7回、だんだん打ち合いになってきてモロニーも前に出てくる。まだ武居の方がダメージもなく優勢だが、やはり接近戦は上手くないと感じる。しかしモロニーもあんまりよろしくない。モロニーの右が直撃で武居ピンチ。しかしモロニーはあと全部取るか倒さないと勝てないかも。
モロニーはもうKOしないと勝てないだろう。かといって武居強いという内容ではなくやりにくい?
追い込んでラッシュすれば武居は隙がありそうだがモロニーは中間距離で何もできていない。
11回になってもモロニーは打ち合えない。武居が強いのだろうが、あまりそうはみえず、モロニーがちょっと残念すぎる。最後くらい玉砕にいってくれ。
モロニーが捨て身で殴りにいけば武居は脆い。
ダウン寸前だが倒せずで武居の勝利だろう。
モロニーは残念な出来だった。警戒しすぎ。
一回でも早くこれをやっていればKO出来ただろう。
なぜ、こんなファイトをしてしまったのだろう?
最後はKO負け寸前だった武居だが勝ちだろう。
117-110
116-111
116-111
武居
バンタム級は全員日本人が世界王者
しかし、なんだかなぁな試合
武居は初防衛戦ではゴリゴリ接近戦をしかけられるだろう。
見事な勝利だが、長所・短所が全部出た。
井上拓真 vs 石田匠
拓真有利だとおもう。勢いもある。しかし石田には積年の想いがあるので、悔いなくやりきって欲しい。かなりデカいしやりにくいボクサーだとおもう。
ジャブの差し合いで石田がダウンをとる。これはプレスかけて威圧した方がいいぞ。拓真はかなり焦っているはずだ。
接近戦の連打、アッパーで拓真
距離があると石田のジャブやストレートは厄介。石田は最高の初回だったが、2回はとられた。アッパーの被弾がよくない。石田ジャブだけだなぁ、今のところ。
接近戦で石田が劣勢になってしまいましたが、拓真にカウンターが当たる余地はある。
連打等、パンチをまとめる場面が欲しい。石田のいい面もあるが、やや負けている。ヤファイの時のように手数負けしないで欲しい。王者の方が手数や積極性で上なのが残念。拓真も結構石田のパンチはきついはずなのだが、単発でしつこさが足りない。背の高い石田がプレスをかけてきた。これでいい。あとは手数だ。
どちらがパワーがあるのかわからないが、石田はKOしないと勝てなそう。
連打がなく見せ場を作れない。強いんだろうが引き出しが少ない。10回、拓真が魅せようと勝負に出てきたので石田もチャンスだ。あと3回で倒さないと勝てないぞ石田。やファイ戦でも感じたが、勝っているとおもっているのかな。
結構相手も苦しいのだが、大差がついちゃったかなというのはヤファイ戦と同じか。
石田は最高の出だしだったが、拓真の勝利だろう。
ほとんどワンツーで見栄えがよくなかった。
初回で倒し、相手にダメージがなくても、もっとイケイケでいかねば。
118-109
118-109
116-111
拓真
ハイセンスで見栄えがいいのは拓真とわかりきっていたので、石田はその体格差を生かしてもっとゴリゴリ削るべきだった。石田のキャリアとジャブだけはすごかったのだが・・・
ユーリ阿久井政悟 vs 桑原拓
阿久井の初防衛戦が桑原とはやや複雑。
桑原の方が動きに華やかさがあるが桑原が打つと危険なタイミングで阿久井のパンチが掠める。プレスをかけるのは阿久井。
桑原はピョンピョンと足を使いすぎか。阿久井のジャブで顔面がのけぞる。阿久井の方がパンチに説得力がある。
両者ナイスファイトだが一発の破壊力は阿久井。桑原は阿久井を倒すのは難しそうだ。阿久井の方が体幹が強くぶれない。
桑原もシャープだしKO率も高いのだが、阿久井とはフィジカル、硬質さが違う。
桑原は実力を出し切ったとおもうが、念願の世界王者になった阿久井が充実し、両者の差は開いた印象だ。
117-111
117-111
118-110
阿久井
桑原には物真似っぽいカッコつけた動作がいくつもあり、阿久井は何もなくシンプルだが、ぶれない強さがある。
もっと地に足つけて堂々渡り合えば桑原には上手さもディフェンス勘もあるので、あるいはもっと競った試合になったかもしれない。センスは素晴らしい。ややもったいない。
個人的には
井上尚弥
ジェイソン・モロニー
石田匠
ユーリ阿久井政悟
の勝利を支持します。
石田はレベルアップしているとおもうが、それよりもうボクサー人生かけた必勝の覚悟を感じる。
西田の快挙もあり、武居のすごさもわからないのでモロニーはわからない。しかし平均値の高い王者だ。
ユーリ阿久井政悟は大橋ジムに持っていかれそうだけど、ダラキアンに勝った実力は伊達じゃない。