ロマチェンコが敗れた今、P4Pナンバーワンを決める試合がこれだとおもう。
本音では井上尚弥なのだが、キャリアの違いに重きを置く。
クロフォード33歳 36勝27KO
ブルック34歳 39勝27KO2敗(2敗はゴロフキンとスペンス)
勢いの差は歴然だが、ブルックは過去の男ではない。真のウェルター級王者だ。
個人的にはブルックを応援しているが、懸念は今までのトレーナードミニク・イングルでないこと。これが吉と出るか凶と出るか。
1R
両者オーソドックス。体格差なし。
瞬間的にクロフォードがサウスポーになり攻勢も
堅実で速いジャブでブルックが突き放す
ブルック10-9
2R
さすがにブルックはどっしりと軸がしっかりしている。
ジャブの付き合いで負けていない。
かなりオーソドックスで丁寧なクロフォードも鋭く
ブルックの打ち終わりに合わせていく。反応速度が凄まじい。
スイッチも多用する。両者鋭い。
ブルックが仕掛けてクロフォードがカウンターを狙う。
互角だが、
ブルック10-9
3R
サウスポーに変えたクロフォード。
スピード、反射神経合戦になっており
クロフォードにとっては過去最強がブルックではないだろうか。
ブルックが自分に似た才能を持っており、苦労している。
クロフォードがサウスポースタイルで手だけを伸ばし踏み込んでこないので
ブルックは少しやりにくそう。
クロフォードのパンチの深さが有効
クロフォード10-9
4R
サウスポーの方が巧く戦えそうなクロフォード
クロスの右が厄介だ。
ストレートのような重い右ジャブ、フックのようなチョッピングライトでブルックは効いた。
ロープに崩れるも、ダウンではないのでレフリーの仲介が遅くブルックはひどく殴られる。
再開もクロフォードが一気にまとめてレフリーストップ。
サウスポーに変えてから一気に動いた。
クロフォードの右ストレートに等しいジャブや右が多彩で重く
オーソドックスの時よりずっとやりにくくなった。
終わってみればクロフォードの圧勝。
クロフォードの変幻自在さ、適応力が凄まじい。
ゴロフキンよりスペンスよりも圧倒的にブルックを倒した。
オーソドックスの時はブルックかなりやれたのだが・・・
サウスポーのクロフォードの強さ、パワーが浮き彫りになった。
キャリアと相手の質で
P4Pナンバーワンだろう。
https://twitter.com/i/status/1327840778467479552
ジョシュア・フランコVSアンドリュー・モロニー
ダイレクトリマッチということはモロニーに勝たせたいのだろう。
フランコはオスカー・ネグレテと1勝2分という停滞があったから強くなれたのかもしれない。
関係ないのに、井上VSジェイソンの映像を流している。
フランコは直前まで眼鏡だ。
ジェイソン・モロニーがもう元気にアンドリューのミットを持っている。
初回から判定臭が漂う。
お互いブロックが固く、一発のパワーがない。
アンドリューはさすがにジェイソンに似てるが。
とおもったら2回にして早くもフランコの右目がかなり塞がっておりドクターチェック。
ここまではモロニーの手数が優勢。バッティングでもあったのかな。
3回開始でドクターチェックで試合がストップ。モロニーが喜びを爆発させるも、バッティングによるノーコンテスト。
流血はなかったが、フランコの目が塞がり、続行不可能。
2回までは完全にモロニーペースだった。
バッティングなのかパンチなのかビデオ検証が行われている。
結局バッティングによるアクシデントでノーコンテスト。
モロニーは納得いかず、バッティングなんてなかったぜとアピール。
ジャブの後に目を擦ったようにみえた。もちろん故意ではなく。
レイモンド・ムラタラVSルイス・ポロゾ
https://www.youtube.com/watch?v=YInbRJ0eE_0
アマではライアン・ガルシアに3戦3勝のムラタラ、隠れファンである。圧勝で11勝9KO
ジョシュア・グリアVSエドウィン・ロドリゲス
同性同名がたくさんいそうなロドリゲス、11勝5敗と負けが込んでいるが
名前にふさわしくなかなか完成度は高い。グリアと互角の打ち合い。
グリアはトップレベルではスケールが小さい。
しかしこれが普通のバンタム級ランカーレベルだろう。井上が異次元すぎるだけ。
追い込んでいくのはロドリゲスだがスピードとキレはグリア。
シャクール・スティーブンソンがグリアのセコンドで必死に声をかけているが
内容としては互角。スティーブンソンも今は無冠か、次はトカ・カーン・クレーリーのようだ。話が逸れた。
1-0でロドリゲス ドロー
デューク・ラガンVSセバスチャン・グティエレス
Sバンタムかフェザーか、新人同士の対戦とはおもえぬハイレベルな両者だが
ラガンというのはシャクール・スティーブンソン並のトップアマであり、将来を有望視されている。
かなり隙がなく上手いが、まだプロ向きではない。つまりパワーはいまいち。