
ボクシングを俯瞰していると、一時の熱、話題に浮かれることばかりで、全体的にはどうなのよ、取り残された王者なんかも少なくない。世界王者が多すぎ、団体が操作しすぎ、各国のプロモート事情もあるけれど、世界王者たるもの年に3試合くらいは拝みたいものだ。
ワンヒン・メナヨーティン
別に試合枯れというわけではなく、WBA王者のノックアウトの方がめったに試合をしないが、54戦無敗の34歳は、引退するしないと言ったりGBPと契約してアメリカで試合をすると言ったり、一体誰といつどこで、そして強敵はいるのか、ターゲットは誰なのか。
ペドロ・タデュラン
IBFの王者なのだが一度もちゃんと観たことがない。フィリピンらしく強打の若者なのだろうが。ミニマムはいらないといわれても仕方がない現状。
京口紘人
コロナの状況では仕方がないが、目ぼしい予定はあるのだろうか?無名のランカーばかりなのが現状だ。YouTubeが主戦場になるのか。
寺地拳四朗
上に同じ。本人に非は全くない。統一戦以外目ぼしい相手はいない。具志堅の頃も同じだったのか、ランカーは冴えない無名ばかり。記録との戦いは時間との闘い。
カルロス・カニザレス
ボクシング界全体で一番試合が少なく無名の王者の一人といえるだろう。条件さえよければどこへでも行くだろうが。オファー自体が少なそう。
アーテム・ダラキアン
ただでさえ無名なのに、地元ウクライナを出ず詳細不明。統一戦しかアピールチャンスはないだろう。無名だがやりにくそうで強そう。
モルティ・ムザラネ
日本やメキシコなど、どこかに頼っていかないと自国で切り開いていけない悲しきベテラン名王者
ドニー・ニエテス
タイトル返上で完全に宙ぶらりんになった。無冠の4階級王者と誰が戦いたいのだろうか。チューンナップからやり直すかこのまま引退か。名門アラジムは破綻し消える。
井上尚弥
色々な条件が重なって仕方ない面はあるが、年1か2が定番になってしまった。これだけの逸材でも試合はめったに拝めない。今年はゼロかもしれない。弟の試合の少なさも異常だ。
ギジェルモ・リゴンドー
40歳になってもなかなか試合が組めない不遇はかわらないだろう。次の候補はいるんだろうか?
ムロジョン・アフマダリエフ
8戦目で2冠統一王者となったウズベキスタンのスターの今後が聞かれない。普通なら岩佐だが果たして。レイ・バルガスもグダグダだったな。
ゲイリー・ラッセルJr
剥奪か返上が決定か。見事に誰も相手にしてくれない小さな強力王者。ウォーリントンVS徐を楽しみにしているファンなどいるのだろうか?
レネ・アルバラード
弟のフェリックス同様、ニカラグアの王者は穴と引っ張りだこなのか、空気のようにスルーされる存在なのか。予定がみえない。
テレンス・クロフォード
ブルック、サーマン、ラッセル!、いろんなオファーはあるとおもうが、かなり慎重でなかなか決まらない。クロフォードに欠けているのは相手の名前だ。過去最強が小さなガンボアでは物足りない。
パトリック・ティシェイラ
WBOスーパーウェルター級王者だが、今のところ誰も知らない、認められていない王者だろう。
村田諒太
なんだかんだいって試合が決まりにくい存在にしてもう大ベテラン。
デメトリアス・アンドラーデ
吠えるだけでこれから先どうするんだろう?
ドミトリー・ビボル
これから先どうするんだろう?
アルツール・ベテルビエフ
9月に中国人との指名戦は無事行われるのだろうか?
悲願の2冠統一王者となりこれからという時だが、相手がおらず年齢的にもタイムリミットが近いかも。
クルーザー級
もはや誰が王者かわからない状況。WBSSシーズン2も終わっていない。IBOのケビン・レリーナとかいう謎の王者が一番在位が長いかも。
ヘビー級
巨額が動くだけに試合少ないのは仕方がないが、ジョシュアもワイルダーもブレイクすることなくピークを過ぎてしまいそう。タイソン・フューリーは意外とオフは大人しい。オレクサンドル・ウシクの目標も遅れている。
コロナ以前から状況の変わらない選手も多いかとおもうが、加速してしまった。
今はただ忘れないように記憶に、記事にとどめておこう。