メキシコ/パシフィックコースト/フェザー級王者
WBC/Fecarbox/フェザー級王者
WBC/Youth/フェザー級王者
WBC/Mundo-Hispano/フェザー級王者
WBC/Youth/S・フェザー級王者
WBA/Fedecentro/S・バンタム級王者
WBC/Fecarbox/ライト級王者
暫定WBC世界フェザー級王者
暫定~第29代WBC世界S・フェザー級王者
第34代WBC世界ライト級王者
ウンベルト・ソト(メキシコ)
Humberto Armando Soto
61戦50勝(32KO)6敗2分2NC
いかにもメキシカンらしい王者だ。
スピードは並だがボディ、コンビネーション、経験に裏打ちされたベテランらしい安定感は風格すら感じられる。
ホァン・グズマンにスピード負けしたあたりからスター街道がやや遅れたがSフェザー、ライト級で一人抜群の安定感を誇る。
ライバル関係にあった天才ボクサーリナレスの陥落によりもはや同階級で相手がいないほどの存在感だ。
防衛戦では相手に胸を貸すような余裕すら感じられ高い壁となっている。
地力があるので敬遠されがちなのか、ビッグネームとの試合はなかなか訪れないがもはや階級を上げて最激戦区Sライトに名乗りをあげるしか活躍の場所がない状況かもしれない。
今や統一王者や複数階級制覇、タイトルと関係ないビッグマッチなどが一流どころの主流だが彼のようにコンスタントに試合を重ね勝ち続けるスタイルは王道でありこれが本来の世界チャンピオンだとさえ感じる。
彼は決して華のあるエリートではなく雑草だ。雑草が経験と努力を重ねて完成させた分厚いボクシング、華麗なスターよりこういうしぶといベテランこそが最後に生き残る、最も負けにくい引き出しを持っているのかもしれない。
彼の存在を忘れてはいけない。入れ替わり激しい世界にあって常にトップに君臨している古豪の今後に注目だ。