三浦を完封したベルチェルト、その後が停滞気味です。ミゲル・ローマンという決まった相手がいるのに実現せず、今日はローマン、別の会場で別の相手と試合をします。格下ですが全勝選手。ローマンを応援したいほどです。
対するはジョナタン・バロス。細野に日本で勝って挑戦権を手にしたが、リー・セルビーには勝てなかった。その敗戦からの2連続世界戦なので恵まれている。ベルチェルト側が厳選した相手だろう。バロスの負けは一流どころばかりだが(サルガドもある)つまりは世界に足りないのだろう。それで一階級上は厳しいかと。でもバロスは昔ミゲル・ローマンに勝っているんだな。
バージル・オルティスVSファン・カルロス・サルガドはわずか3ラウンドでオルティスがボディでサルガドを悶絶KO。ボディ打ちの上手いメキシカンが悶絶ボディで倒れるのをよくみる昨今です。
メキシコの前座で地元の無敗スーパーフェザー級エルビス・トーレス(19勝11KO2分)が、パナマのリカルド・ヌネス(19勝17KO2敗)に初回ボディで悶絶KOされました。開始直後からヌネスの方がいい動きでしたので、アップセットではありませんが、負け役のお呼ばれさんだったとおもうので痛快です。
メインも同じ階級なので強烈なアピールになったでしょう。
やや直線的な選手ですがパワーはあります、ヌネス。
時間調整せずすぐはじまって欲しい。
1R
173センチくらいはあるのかな。ベルチェルトの方が大きい。
バロスをはじめてちゃんとみたが、結構ガードが低くて甘い。
一方のベルチェルトがガッチリガードで固い直線的なボクシングだが
コンパクトな連打で圧倒
追いかけながらの左右のストレートと
やはり左ボディがいい。
ベルチェルト10-9
2R
やはりバロスにはきついかな
必死に応戦してるが
フォームが悪くバタバタしている。
ロープを上手く使い致命打は避けているが
押されている時間が長い。
ベルチェルトが連打の中の左フックでダウン奪取。
不器用にみえるけど連打、特に左は本当によく出るな。
ベルチェルト10-8
3R
三浦はすごいパンチャーと恐れられていたんだな。
いつものベルチェルトは本当に攻撃的だ。
バロスがさばき切れないプレスとラッシュ。
右スレートでダウンの後、なぎ倒されるように2度のダウン。
あまりに一方的なのでセコンドがリングに入りこれで終了。
バロスはまだ出来ると元気だが
3RKOでベルチェルト
スタイリッシュじゃないし
直線的だし、そんなに強いとおもえないベルチェルトだが
体格もパワーもあり、断続的な攻撃は力強い。
そして、機械のようによく手が出、左は本当に多彩。
ストレート、フックと、真っすぐと真横でわかりやすい軌道ばかりなのだが。
圧倒的な勝利だが、同じく攻撃力の強いクリストファー・ディアスや
もっと上級な素質を持つとおもわれるマチャド
もっと強いとおもうジェルボンタ・デービスとの試合が観てみたいとおもう。
伊藤雅雪やラファエル・メンサーが決まっており
こちらを応援してるけど・・・
ベルチェルトは地元から出ないとよくわからん。
あっ次はミゲル・ローマンか。