最近では自分まで「モナコの奇跡」が呪文のようになってます。
日本に世界王者たくさんいますが、今年、というか近年でもっとも勇気ある挑戦、相手がやばいといえば、この石田の挑戦と西岡のドネア戦くらいです。
石田の挑戦するチャンピオン
第14代WBO/Inter-Continental/ミドル級王者
暫定~正規WBA世界ミドル級王者
第10代IBO世界ミドル級王者
ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)
Gennady Golovkin
24戦24勝(21KO)
ゲンナジーっていうのかな、ゲナディが妥当だとはおもうけど・・・
どんな戦い方に勝機があるのかと妄想めぐらし、彼のことちょいと調べてみましたが、アマチュアでも負けがほとんど調べられないんです。
プロでも活躍している
ダニエル・ゲール
マット・コロボフ
アンディー・リー
ルシアン・ビュテ
ジュルダニス・デスパイネ
アンドレ・ディレル
あたりにも勝ってます。
といって、ミドルでは小さいし、すごいテクニシャン風でもなく、見た目マッチョというほどでもないのですが、すさまじく重く、硬い拳、頑丈、屈強なファイターボクサーです。王者になってからは全部KO勝利です。漲る馬力が半端ないという感じのボクサーです。
石田としては単純に距離をとって捌けばいい訳でもなく、(捌けるわけがない)おもいきりドツキあえばいいってもんでもなく、非常に厳しい展開が予想されます。
とにかく、手数で負けず、下がらず、相手よりコンパクトに打ち合うのがベストだとおもっています。
タイソンに挑んだホリフィールドのような覚悟、決意が必要です。
ゴロフキンの相手は皆、捌こうとして負けています。捌くのではなく威圧され、どこかで怖がっています。
BOXRECで確認できる唯一の敗戦がアテネの決勝、相手はロシアのガイダルベク・ガイダルベコフという選手。
この人のプロ化はないとおもいますが、両者、プロ向きでごっついガチンコファイトしてますなぁ、強いなぁ。
名前までゴツイや。
少しプロボクシングの風向きも変わってまして、ロシアやキューバのプロ化でアメリカ黒人の勢いが落ちているのを感じますが、未だプロにならないトップアマも多く、ロシア、東欧圏に強いのがゴロゴロいそうです。
なんだかこういうエリアのボクサーの方がパンチが強く、打たれてもタフそうで、本格的なグローバル化が浸透すれば中、重量級はこっちが主軸になっちゃう予感もあります。
黒人アスリート系はむしろ軽、中量級が限界かも、なんて。
石田の奮闘に期待するばかりです。