何から伝えればいいのか・・・メキシコの独立記念日あたりには必ず登場のカネロ様の相手が決まりました。
カネロVSエドガー・ベルランガ
22勝17KO
16連続KOではなく初回KOしてた頃は脅威のパンチャーでしたが、それが途切れてからはむしろKOする方が珍しい判定が多いファイターになり、苦戦も目立つようになった。それでもこの男の最大の武器はパワーであり、身長185センチで27歳という体格の利と若さとパワーを生かしてカネロをノックアウトしないと勝機はないだろう。
対するカネロはこういう愚直なパワー型には強い。正直な打ち合いが出来る上にベルランガとはディフェンス力、耐久力が全然違う。カネロはほとんど効かない、倒されることがない。
メキシコVSプエルトリコは熱狂的で盛り上がる歴史があり、年齢的にも、体格的にも、パワフルさも、エドガー・ベルランガにとって世代交代というべきお膳立ては整っているが、役者が違い、カネロが久しぶりのノックアウト勝利を飾る、相性のいい相手といえそうだ。
最近まで期待のプロスペクトに過ぎなかったベルランガ、カネロとはキャリアが違いすぎ相手にされないと言われてきたが、ミリオネア(億万長者)は突然にやってくる。半分勝利も同然だ。
エリスランディ・ララVSダニー・ガルシア
突然の組み合わせだなぁ。
ララは世界王者だから問題ないが、ガルシアにミドル級で世界挑戦する資格はあったっけ?
共に下の階級から上げてきた者同士でミドル級では小柄な両者だが、特にガルシアはかなり小さい。170センチちょっとくらいしかないのではないか。
37勝21KO3敗 36歳のガルシアは元2階級王者のベテランだがもう過去の人という認識。
2006年、全米選手権準決勝でテレンス・クロフォードを破り優勝
なんていう過去もある。
ララに至っては既に41歳、30勝18KO3敗3分 ボクシングは若々しく、ミドルに上げて一撃ノックアウトも増えているという謎の活躍ぶりだが、試合枯れが当たり前となっている。
ララの敗北も引き分けもすべてなかった、勝ちでもいいような内容だったことを考えると、キューバで最も成功した無敗のスーパースターといっても過言ではないほどだが、消極的な内容も多く、人気がブレイクすることはなかった。匠の技を堪能すべき地味なベテランという地位に落ち着いた。
勝敗は判定でもKOでもララが手堅いとおもうが、ガルシアには重い一発があり、それが炸裂すれば3階級制覇も夢ではない。
しかしガルシアは11位であり、もっと他にふさわしい選手がいるはずだ。