
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | R | |
マドリモフ | 10 | 9 | 9 | 9 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 9 | 112 |
クロフォード | 9 | 10 | 10 | 10 | 9 | 10 | 10 | 9 | 9 | 10 | 10 | 10 | 116 |
今日はアップセットとはおもわないが、予想不利が勝っている。
オイルマネーファイトなのか、進行が遅い。こんなライブを楽しみにしている人なんているのかな、早く試合を。
身長差はない。マドリモフは前からだけどゴロフキンに顔が似ている。
スイッチヒッターの両者だがクロフォードは左、マドリモフは右
両者慎重で探り合いの初回、マドリモフがプレスをかけている。マドリモフが上体を動かしながら前に出てくるのでクロフォードは的を絞りにくい。
お互い、何かあるんじゃないかと警戒しすぎて手が出ない。少しの差しかつけられない。
マドリモフが忙しくフェイントをかけて攪乱しているが、クロフォードの方が無駄ないフォームからきれいにパンチを打ち抜く。ハンドスピードがクロフォードの方が速い。5回にクロフォードがスリップダウンした後からマドリモフの大きなパンチ、横からくる変則パンチがクロフォードを軽く捉える。マドリモフは一発が派手でクロフォードはコンパクト。まだ両者にダメージは全くない慎重ファイト。
クロフォードにとって過去最強の相手だろう。捉えどころがない。わずかな差とアメリカという土地でポイント不利ではないだろうが実況はわずかにマドリモフ。
ハイレベルがゆえに両者極端に警戒して手が出ない。クロフォードは隙がないので減点材料がないのだが消極的すぎる。自分から攻め込むということがない。
8回はマドリモフが上回る。マドリモフのパンチを受けて取り返そうとクロフォードが打ち返しパンチの交換が増えてきた。
10回までほぼ互角といえる展開で勝敗を決める要素がない。マドリモフの左目がやや傷ついているくらい。
クロフォードは教科書的で隙がないが、変則のマドリモフの方が一発に説得力がある。
116-112
115-113
115-113
クロフォード
最後の差でクロフォード
隙が無く、あまり攻めてもこない。それでいて最近のクロフォードはパンチ力がある、極めて攻略しにくい。改めて、シャクール・スティーブンソンに連なるボクシングの系譜なんだなというのがよくわかりました。
最強だがジャロン・エニスの方がスケール感がある。
マドリモフは初防衛でタイトルを失いましたが、評価は上がったことだろう。もう少しフィジカル生かしてガンガンプレスしていけば、リスク大だが勝機もあったか、こちらも慎重すぎました。
マドリモフの勝ちと出てもおかしくない接戦でしたが精度でやはりクロフォードでした。
イサック・クルスVSホセ・バレンズエラ
同じメキシカン対決だが、豆タンクと長身サウスポーというスタイルマッチ。バレンズエラは大事なところでエドウィン・デロス・サントスに派手にKO負け、ここから再起して世界戦の切符を手にした。どっちのスタイルがはまるかでまるでわからない試合だ。
バレンズエラが技術でポイントは握っているが
プレスしてコーナーに追い詰めているのはクルス。
クルスの一発が当たればひっくり返るだろうという予想通りの展開。クルスはKOしないとバレンズエラの大差判定勝ちという流れ。
最後までバレンズエラがコントロールしきったといえるでしょう。まだ強い新王者誕生とはいえない。どちらかといえば穴王者だ。から回ったクルスだが、あれだけ被弾して傷ひとつない。
ジャレット・アンダーソンVSマーティン・バコレ
次世代のヘビー級のスター候補の通過試合だが、バコレというのがリオ金のトニー・ヨカを下したコンゴの怪物でイルンガ・マカブの弟。
コンゴでも裕福な家庭で育ったとか聞いたけど、とびきりデカいのに動きがよく手が出る。アンダーソンも技術で対抗していたが、バコレの上手さとフィジカルに屈した。バコレ世界王者になりそうです。ガヌーとかアジャグバとかアフリカンのヘビー級にはロマンがありますが、バコレこそ最大の大物かもしれません。
過去記事・・・・・・・・・・」
個人的に大注目のファイト、もう週末になりました。
これに勝った方がカネロ戦の切符を掴むといわれているが、現実的とはおもえない。2階級違うから。エロール・スペンスを下してウェルター級を卒業するクロフォードのSウェルターの最初の相手がマドリモフというもの鬼門だ。かつてクロフォードの相手にこんなタイプはいなかっただろう。
両者、スイッチヒッターだ。
マドリモフはアマ300戦以上、数々の国際大会での実績があるが、五輪のメダルはない。なにかの運の巡り合わせだろうか。随分と変則でアクロバティックな動きをする孤高のスタイルだなぁとおもっているが、元は体操選手でレスリングや他の格闘技も出来るんだそうだ。
キューバのトップアマで金ばかりのアーレン・ロペス(今はLヘビー級)などにも勝っているのがすごい。プロではデビュー戦でハイメ・ムンギアと戦おうとしていたほどの逸材だ。
この試合はマドリモフがスピードや見栄えという点でクロフォードに劣るものはなく、体格も運動神経も37歳のクロフォードに劣るところはない。
しかし大事な要素は精度だ。
クロフォードは相手を分析終えるとありえない精度のパンチで決めてくる。打たせずに打つに長けている。ほとんど打たれたことも苦戦もない。一方でマドリモフは格下には圧倒的に強いが、実力者相手だと空回り、手を焼く姿もみせている。
身長は変わらない両者だが普段は80キロ近くあるというマドリモフがどこまでスピードとキレをキープしているかがポイントだ。37歳のクロフォードにもあてはまる。ウェルター級時代は全KOだったが、大きな方ではない。パンチングパワーは十分だったけど。
この試合を
ビボルVSカネロ
に重ねる人もいる。
そのくらいイスライル・マドリモフというのは危険な相手というわけだ。
個人的には期待をこめてマドリモフ
ここでもクロフォードが圧勝するようだとP4Pナンバーワンと認めざるを得ない。
スペンス戦はたしかにすごかったが、事故後のスペンスがなんだかおかしい気がしているので、私にとってのクロフォードの真価がみれる試合となる。
アンダーで
イサック・クルスVSホセ・バレンズエラ
などがある。
どちらも信用に足るものではないが、いきなりの王座交代もありえる。