フェザー級の迷宮/ルイス・アルベルト・ロペスVSアンジェロ・レオ

井上尚弥や中谷潤人が見据える未来の階級、その他日本人にも目指して欲しいのがフェザー級ですが週末はこのような試合があります。

123456789R
ロペス
9
9
10
9
10
9
9
10
9
84
レオ
10
10
9
10
9
10
10
9
10
87

レオは善戦マンで引かないので信頼しています。

ロペスの方がパワーがあるがレオの方がクリンチありの肉弾戦でヒットが多い。ロペスが嫌がるファイトができている。威力やダメージが違うが。

5回、ロペスのパワーがすごいが、レオが他の選手だったらダウンしそうな右をロペスに当てる。ロペスが屈強すぎるが有効打はレオだ。ロペスがパワー自慢のオラオラファイトをしてくるが、レオが必死に耐えて打ち返すパンチの方が当たっている。一発でレオが倒されそうでもあるがレオのファイトがロペスにはかなり嫌そう。

ダメージがあるのはレオだが、リードしているのはレオかな。

10回、レオの完璧な左フックカウンターが入り、10カウントでレオ勝利。

ロペスはパワーと体力自慢で雑なので、無防備でモロに食い、痛い目にあった。

これはノックアウトオブザイヤー決まりだろう。必見です。

レオのKOしそうな右が当たってもロペスはへっちゃらそうだったが、ややスウエーして威力を殺していたのだろう。左が入ればなぁとおもっていたらものすごい左が入った。ロペスはキャンバスに何度も頭をぶつけるような強烈なダウンでダメージも深刻そうで、これで完全に脱落だろう。10カウントで立とうとしてたが立てなかった。

https://x.com/i/status/1822482925033599318

https://x.com/i/status/1822483218467324125

以下過去記事---------------------------

フェザー級にスター選手はいないですが、個性豊かで特徴的な王者が多く、査定が難しいです。プロボクサーもフェザー級から多国籍、人口が多くなっていきます。Sバンタム以下は人口が少なくアジア圏が多いのが事実です。

ルイス・アルベルト・ロペス

マイケル・コンランや阿部麗也のようなテクニシャン系には本当に強く、改めて見ても特異なファイターです。ナシーム・ハメドチックだけどあそこまで芸術点は高くなく、フィジカルモンスターのような型のないスタイルからグイグイと手が出てきます。

一方でタイトルを奪ったジョシュ・ウォーリントン戦やジョエト・ゴンザレス戦は接戦でいつ陥落してもおかしくないように見えます。ルーベン・ビラやアブラㇵム・モントーヤに負けた過去もあります。

実はかなり弱点のある王者ではないかとおもっています。足やスピードがありつつしっかり打ち合いも出来る選手にはポイント負けするのではないだろうか。アゴが上がっているのですごいパンチを食えば効いてしまうんではないか

アンジェロ・レオはファイタータイプで下がらないので好試合が期待できる。むしろ、ロペスが足を使ったり、まとめ打ちをするのだろうが、レオは常に前進だろう。

元Sバンタムのレオが完敗するようだとやっぱりロペスは強い、フェザー級は違う、という印象になるだろう。

ラファエル・エスピノサ

身長185センチとも187センチとも言われる厄介な王者。まだ新王者なので色々わからないところがあるが、長身選手にありがちな、脆さ、ひ弱さがなく、むしろプレスや打ち合いに強い、それでいて角度のあるボディやアッパーが得意となるとやりにくい。細いのにフィジカルも強そうなのだ。

ルイス・アルベルト・ロペスもラファエル・エスピノサも王者になって乗っている。試合ごとに強くなっている気がする。

ニック・ボール

肉球・・・よくこんなにも当てはまる名前だな。
レイ・バルガスとの試合もレイモンド・フォードとの試合も結果は違えど引き分けでも負けでもおかしくない内容なので、そのあたりのレベル。バルガスとフォードではスタイルが全く違うのに同じように肉薄できるというのは、ニック・ボールは誰とやっても強い、善戦マン、勝ち負けレベルになる実力ということだろう。

163センチのルイス・アルベルト・ロペスよりもさらに小さく160センチないかもしれないという低身長だが、いわゆるピットブルのようなスタイル、フィジカルとパワーで圧をかけてくる突貫ファイター。間違いなくタフで打たれ強い。しかしこういうタイプは疲弊するので常勝とはいかないかもしれない。アイザック・ドッグボゥ然り。

レイ・バルガス

ラファエル・エスピノサが出てきちゃったから長身を売りにはできないが、180センチくらいあるキリンやラクダみたいな長身王者。いつも同じファイト、内容で冴えないしSフェザーで失敗し出戻りなので新鮮味がないが、上記王者とは実績、年月が違う。ずっとトップをはってきた粘り強さとやりにくさがある。

メキシカンを中心に個性あふれる、普通じゃない王者が君臨するこの階級で日本人は世界王者になれるのだろうか。
下からあげてフェザー級で結果を出した日本人ってあんまり記憶にない。長谷川は結果は出したが適正だったとは決していえない。

脱線

この試合を書きたかったのです。
でも書いても誰も関心がなさそうなのでフェザー級のことを書きました。

ブライアン・フローレスVSリンドルフォ・デルカド

ブライアン・フローレス
26勝15KO

リンドルフォ・デルカド
20勝15KO

両者無敗のメキシカンのサバイバル
こういうのがいいなぁ

日本だったら温存して即世界戦でしょうな。

デルガドが2-1のスプリット勝利。ダウンを奪ったから勝てたような内容でしたが、メキシコ代表として五輪に出たデルガドの牙城もかなりのもんです。

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Twitter で
What’s your Reaction?
最高
最高
12
いいね
いいね
20
ハハハ
ハハハ
1
うーん
うーん
2
がっかり
がっかり
2
最低
最低
3
おすすめの記事