WBA/North-America/S・フライ級王者
第10代WBO世界フライ級王者
第9代WBO世界J・バンタム級王者
第12代WBO世界J・バンタム級王者
暫定~第15代WBO世界バンタム級王者
フェルナンド・モンティエル(メキシコ)
FERNANDO MONTIEL
44戦40勝(30KO)2敗1分1NC
現役ボクサーの中で筆者が一番好きかもしれないボクサーである。
長谷川戦ではさすがに長谷川を応援していたが今までの対戦者とは一味違うところをみせつけた。
年内再戦を目指す長谷川には当然オプション等もあるだろうが、モンティエルの動向はどうなることやら。
エリック・モレルとの対戦は直前で流れ、ラファエル・コンセプションとの試合が行われる見通し。
しかしこの試合も認可されているかわからず怪しい。
目下注目されているのが軽量級を席巻、魅了中のノニト・ドナイレとの対戦だ。
この試合が決まればしびれまくる。
どちらもオーソドックスをベースにしたスイッチヒッターでスピードもパワーも抜群でまさに天才対決だ。
長谷川VSドナイレの仮想試合ともなり興味はつきない。
ドナイレの未だ潜在能力を感じさせる芸術性もあなどれないが経験、相手に対する順応などでモンティエルに票を入れたい心境だ。
しかしこの見方はもしかしたら少数意見かもしれない。
ボクシングマシーンと例えたいようなキビキビとしたステップワークから自在にリズミカルにノーモーションでパンチが出る。右ストレートを警戒させつつ最大の武器はより自在な左にある。フック、アッパー、ストレート、どんな左でも仕留めてしまう。
モンティエルの死角はどこだろう、気持ちが熱くヒートアップしすぎて墓穴を掘ることがたまにあるくらいか。
同じフライ級上がりだがドナイレの方が大きい、そのあたりにヒントはありそうだが長谷川戦ではサイズもパワー差もまったくなかった。
いよいよ軽量級も「一体誰が一番なんだ」という段階に来ているようでその主役の動向に眼が離せない。