井上の強さばかりが目立った金曜の夜だが改めて、マクドネルの驚きの減量とリバウンドを目の当たりにし、WBSSバンタム級の見どころ、焦点は実力もさることながら、体重も無視できないと考えさせられました。
とにかく、試合時は、あのロマチェンコよりも大きく重かったマクドネル。そういう懸念はあまりしてこなかったけれど、あの手この手で自分を有利にしてくる猛者が多い中、やはり井上の言う通り
「皆強いだろうが相手云々ではない、自分次第」
なのだろう。
何の反省もなく6月19日に地元で再起戦をするというルイス・ネリ、大会を盛り上げるためにも彼は参加が許されるのではないか?山中を畏怖し何度やっても反則を繰り返す悪童だが、本当はバンタム級の体重は作れるのだろう。しかしこの男は最後に何をしてくるかわからない。計量をクリアしても試合当日は60キロオーバーで臨むに違いない。ドーピングの疑いもぬぐえない。
マクドネル戦では、マクドネルが65キロ、井上が59キロだったというが、今後も井上の当日体重は60キロ程度になるのだろうか。
海外でもっとも期待、予想される決勝は
ゾラニ・テテVS井上尚弥
である。これが決勝になるだろうと言われている。
改めて、テテもまた、バンタム級ではかなり大柄だ。実際は175.5センチであったマクドネルとほぼ同じ身長にして、リーチは180センチ超、サウスポーで、マクドネルとは違い遠距離を操る鋭いストレートを持っている。
計量はしっかり守るテテだが、彼も当日はかなり重い、大きいと考えてよさそうだ。
個人的に一番の脅威とおもうロドリゲス、井上もロドリゲスはまだよく知らないというが、速さ、完成度は高い。しかしIBFの王者なので、体重の増加は未知数で、試合時一番軽いバンタム級かもしれない。井上のよきライバルといえそうなスキルとスピードを持っているがパワースケールはさほどでもなさそうだ。
色々考えさせられたが、予想となると変わりはありません。
[st-card id=25778 ]まだ出場未定の選手、オウバーリなども大変なトップアマであり、相手のタイ人も戦績だけはメイウェザー級ですから、楽しみです。