今週末はデオンティ・ワイルダーVSタイソン・フューリー2というビッグカードだが、何も書く気が起きない。42勝41KO、ポイント無視の史上最強のKOパンチャーとしてのスタイルに特化しつつあるワイルダーにスーパーヘビー級のダンサー、フューリー
初戦のようなダウンを回避し12ラウンド乗り切ればフューリーの判定勝利もありそうだ。より注意深く慎重に戦うのだろうか。初戦の最後のダウンは私がレフリーならノーカウントでストップだ。あれで続行ならルイス・オルティスも続行だ。打たれ脆そうなワイルダーだが、フューリーのパンチでKOされる気はしない。初戦と違う展開なら楽しめるかな。
それよりも、こっちの話題。
[st-card-ex url="https://the-ans.jp/news/105281/" target="_blank" rel="nofollow" label="" name="" bgcolor="" color="" readmore="続きを見る"]ジェイソン・モロニー戦と井上尚弥戦で、少し評価を落としたロドリゲスだが、それまでは完璧にいいボクサーにみえた。井上尚弥より身長も高いのでスーパーバンタム級は問題ないだろうが、彼はパンチャーではなくカウンターアーティストだ。
レイ・バルガスは、長谷川穂積のベルトを継いだ在位の長い王者だが、どの試合も煮え切らず、リゴンドー等、超強豪ランカーはなんとなく回避してきた。180センチ近い長身、難攻不落王者だが、スタイリッシュで前に出る正統派のロドリゲスとの試合は興味深い。前には出ても、ゴリゴリの肉弾戦はしないロドリゲスとの試合はきっと美しい攻防になるだろう。判定になりそうだが、果たして・・・
https://www.youtube.com/watch?v=PEPmCTvFAqk
ロドリゲスにとっては簡単な相手ではないが、ルイス・ネリーより先にチャンスを掴み、ルイス・ネリーVSアーロン・アラメダの勝者の相手はバルガスではなくロドリゲスに、となって欲しい。
正直に言ってしまえば、フィリピン勢やノルディン・ウバーリのような(モロッコ→フランス)選手が君臨するバンタム級よりも、PBC、GBP、DAZNなどが関わってくるスーパーバンタム級の方がアメリカを主戦場にしていく井上尚弥にとってはずっと面白そうだ。
ただし、さすがにスーパーバンタムまで行くと、井上尚弥は体格的には小さい方、だろう。まずは、4月25日のジョンリエル・カシメロ戦で、再びの規格外のパワー炸裂を堪能したい。
エマニュエル・ロドリゲスに幸運あれ!