
11月24日にTOYOTA ARENA TOKYOで開催が決定したようです。
中谷潤人が空けたWBCの王座をかけたタイトルマッチです。
色々書きましたが、結論としては井上拓真のKO勝利に一票。勢いもムードも那須川天心ですし成長力も天心でしょう。井上拓真には覚悟が必要です。今までと同じ、相手に合わせる消極的なスタイルでは厳しいでしょう。しかし拓真にはボクシングの長いキャリアがあります。メイウェザーVS天心を思い出してみよう。ただただ通用しなかった。KOされた、だけでなく、彼はワンワン泣いていました。効かされたらたぶん立て直し出来ないです。ビックリしちゃいます。唯一、ボクシングで、このキャリアのなさが弱点かとおもわれます。恐らく、帝拳ジムの他の選手やクリスチャン・メディナにもボコボコにされた経験もきっとあるはずです。
だから井上拓真には、メイウェザーのようになれとは言わないが、兄貴のようになって、序盤から攻めて倒しにいって欲しいのです。判定、ポイントゲームではがっかりです。殺気がかった弟さんを観てみたいのです。最後の期待です。
以下過去記事-------------------
私のようなボクシングマニアであれば井上拓真が勝って当然、と言いたいところですが、時の流れ、人気、タイミング的にも那須川天心に分があると言えるだろう。
井上拓真はデビュー時から観てきたが、パンチがあるのに判定が多く、塩試合も多い。試合より練習の方が強いタイプだろう。試合だと受け身となり、相手に合わせ、応戦するだけとなる。そのようなスタイルでもスピードやテクニックがあるので、力量差のある相手だと明確な判定勝利が出来るが、相手が粘り強いとロープ、コーナーに下がり、応戦スタイルとなり手数やアグレッシブさで相手に劣る。
リボリオ・ソリスにも苦戦し
石田匠にも苦戦し
堤聖也に対しては堤が根性勝負でガンガン来るとわかっていても手数と気持ちで劣っていた。
ジェルウィン・アンカハスにKO勝利できたのはアンカハスがガンガン打ちに来たのが幸いし応戦し合わせたボディがタイミングよく当たったからだろう。
この染みついた応戦するだけのスタイルが残っていると、スピードと見栄えのいい天心に合わせるだけとなり、判定負けしてしまうと予想する。
対する天心は、格闘技の天才だけあって、スピードもセンスも見切りの良さもディフェンスもかなり卓越したものを備えているが、踏み込みが浅くパンチが強いとは言えない。これまたスピードとセンスで判定勝ちを収めていくタイプで、終盤は粘る相手と打ち合いになりかなり疲弊する。
両者の対戦は過去の試合を観ると際どい判定勝負が濃厚だ。
ポイントをつけるならたぶん見栄えのいい天心に流れるだろう。
どちらかが圧倒的に勝つには過去のスタイルを捨てるなりアップグレードさせて最高のパフォーマンスをみせるしかない。
それをずっと井上拓真に期待してきたが、ずっと変わらないのでさすがにちょっと諦めた感がある。たぶん兄が強すぎ、兄とのスパーで身についてしまった守備的スタイルなのではないかと妄想するほどに。
だから、那須川ごときに負けるわけがない、格が違うと余裕をこいた態度をしていると足元をすくわれることになるだろう。
那須川天心の、取り巻きの金銭的な野望は、井上拓真ではなく武居由樹でありその先の究極、井上尚弥なのだ。
そうはいっても井上拓真の総合力は高いので、那須川天心には当て逃げるだけのファイトではなく、カウンターを当てて効かせる、勝負とみたら打ち合って倒しきる、そんなアグレッシブなファイトを期待する。
勝って欲しいのは井上拓真だが、今までのままだと那須川天心が勝ってしまうだろう。
内容は結構ギリギリの判定勝負となるのではないか。
今までのスタイルから進化したものが勝ち、貯金でやりくりした方が負け、勝者を素直に祝福したいとおもう、そんな日本人対決です。




